松山~広島航路に5月24日,瀬戸内海汽船の新造高速船AIVINTが就航した。既存のスーパージェット道後と宮島(189総トン,1993,94年竣工)の代替で,瀬戸内クラフトで建造。シーパセオを手掛けたGK デザイン総研広島が,「新しい風」をテーマに外装や内装,船名ロゴデザインを担当した。昨年12月に一足先に就航した石崎汽船のシーマックスは準同型船である。一般公募された船名は,旧国名「安芸」と「伊予」の頭文字「AI」と,ドイツ語の「風」(Vint)を組み合わせた。独フォイト社製「リニアジェット」推進器の採用で,高速性能と騒音/振動低減,燃費削減を実現した。110総トン,全長31.5メートル,全幅7.0メートル,深さ2.6メートル,主機MTU 12V2000M72型ディーゼル2基,2軸,航海速力28ノット,船客定員94名,船員5名。 (写真:
ヴァイキング・オーシャン・クルーズの新造船ヴァイキング・ミラViking Miraが,フィンカンティエーリ造船所アンコナ工場で5月26日に竣工し,6月1日にヴェネチアで命名式を行なった。53,769総トン,船客998人で,ヴァイキング・スターViking Starから数えて13隻目の外洋クルーズ客船となった。これに先立つ3月19日には,同じアンコナで14番船ヴァイキング・リブラViking Libraが世界初の水素燃料エンジン搭載のハイブリッド型客船として進水した。液化水素と燃料電池を使用した推進システムを採用し,ゼロエミッション運航が可能となる。引渡しは来たる11月を予定している。 (写真:VIKING CRUISES)
商船やいま(石垣市)の石垣島と台湾を結ぶカーフェリー“やいま丸”の定期運航が5月28日から開始された。満員の乗客を乗せて基隆港を出港し,29日に石垣港に到着した。出港前に中山義隆石垣市長なども参加して就航式典が開かれ,石垣到着後もセレモニーを行なった。6月まで基隆発木曜23時,石垣着翌8時,石垣発日曜21時,基隆着翌8時で週1往復し,7月からは2往復とする予定で,秋頃から貨物の取り扱いも始める計画。事業は商船やいまが手掛け,運航は台湾の物流大手ワゴングループに委託している。“やいま丸” は21,688総トン,船客545人,コンテナ180TEU相当積載。1997年ブルーハイウェイライン(現商船三井さんふらわあ)の“さんふらわあ くろしお”として竣工。2002年から韓国のパンスター・ドリームPanstar Dreamとして2025年まで日韓航路に就航した。現在の船籍はパナマ。石垣島〜台湾の旅客定期航路は有村産業の運航停止以来18年振りの再開であった。 (写真:石垣市)
オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃
2026年2月1日,千葉海上保安部(第3管区)の巡視艇“あわかぜ”(CL-49)が解役された。また同25日には横浜海上保安部の巡視艇“はまかぜ”(CL-50)が解役された。 両船とも平成5年度(1993年度)第2次補正計画で整備され,翌7月に竣工した。“あわかぜ”は横浜ヨット,“はまかぜ”は墨田川造船所で建造され,就役から解役まで配属替えは実施されず,それぞれの保安部にて東京湾での警備救難業務に従事していた。(海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
2026年3月10日,令和3年度(2021年度)計画による“たいげい”型潜水艦の5番艦 “ちょうげい”が,三菱重工神戸造船所で就役した。配属先は第2潜水隊群第2潜水隊で,定係港は横須賀。基準排水量3,000トン。
2026年3月9日,令和4年度計画による新型海洋観測艦“あかし”が,三菱重工下関造船所で就役した。本艦は最新かつ充実した海洋観測機材を備え,艦橋構造物が大型化された。推進方式はディーゼル・エレクトリックで,バウ・スラスターと全周旋回式のアジマス・プロペラを備える。配属先は海洋業務・対潜支援群第1海洋観測隊で,定係港は横須賀。基準排水量3,500トン。
2026年3月6日,令和4年度計画による“ひびき”型音響測定艦の4番艦“びんご”が,三菱重工マリタイムシステムズ玉野本社工場で就役した。配属先は対潜支援群第1音響測定隊で,定係港は呉。基準排水量2,900トン。
2026年3月13日,令和5年度計画による“さくら”型哨戒艦の3番艦”ひのき”,4番艦”すぎ”が,ジャパン マリンユナイテッド横浜事業所磯子工場で進水した。 本型の1,2番艦については,昨年11月13日に同工場で進水しており,いずれも9年3月までに就役の予定。本型は,主に南西諸島方面の警戒・監視用に,海上自衛隊が整備中の新艦種の警備艦で,就役後は本年度末に自衛艦隊に新編される水上艦隊隷下の哨戒防備群に配属される。基準排水量1,920トン。
2026年2月25日,掃海艇“とよしま”が除籍された。本艇は平成10年度(1998年度)計画による“すがしま”型の5番艇で, 14年3月4日に日立造船神奈川工場で竣工した。最終配属先は佐世保地方隊下関基地隊。基準排水量510トン。
2026年2月6日~3月3日,海上自衛隊は各国と以下の訓練を実施した。 ▷日ブルネイ親善訓練,2月6日,ブルネイのムアラ港内で実施。参加部隊は海自が護衛艦“ゆうだち”,ブルネイ海軍が乗船隊。訓練項目は立入検査訓練。なお“ゆうだち”は2月6~8日,ムアラに寄港した。 ▷日印尼共同訓練,2月13日,インドネシアのアンダマン・ニコバル諸島周辺海域で実施。参加部隊は海自が護衛艦“ゆうだち”,インド海軍がコルベット1隻,インドネシア海軍がフリゲイト1隻。訓練項目は戦術運動,通信訓練およびPHOTOEX。 ▷日米共同訓練,2月18日,四国南方の海空域で実施。参加部隊は海自が護衛艦“はるさめ”,EP-3電子戦データ収集機,OP-3C画像データ収集機,UP-3D電子戦訓練支援機,米海軍がEA-18G電子戦機,F/A-18E戦闘攻撃機,E-2D早期警戒機。主要訓練項目は電磁機動戦訓練。 ▷インド海軍主催多国間共同訓練(MILAN2026),2月19~22日(停泊フェーズ:
2026年2月18日,上記のインド海軍主催多国間共同訓練(MILAN2026)に合わせて,インド海軍主催国際観艦式(IFR2026)が,同国のヴィシャカパトナム沖で実施され,わが国からは護衛艦“ゆうだち”が参加した。なおIFR2026とMILAN2026終了後の3月4日,スリランカ沖のインド洋で,アメリカのイランに対する大規模軍事攻撃の一環として(2月28日より開始),米攻撃原潜が魚雷で, IFR2026に参加後のイラン海軍のフリゲイトのデーナDenaを撃沈している。
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