BAEシステムズで11月28日に,英海軍向け26型フリゲイトの5番艦(バッチ2では3 隻目)シェフィールドSheffieldの鋼材切出しが始まった。同級は8隻(バッチ1が3隻, バッチ2が5隻)が発注済み。(MoD UK 2024/11/28)
L3ハリス・テクノロジーズは米海軍に,リチウム・イオンPPR(Passive Propagation Resistant)蓄電池の量産第1陣を納入した。従来型蓄電池と比べて,持続時間が2 倍に延びるとしている。 これは,米海軍が計画を進めているAUV(Autonomous Undersea Vehicle),Iver4 900の動力源として使用するためのもの。蓄電池自体はインヴェンタス・パワー社の 担当で,そこにL3ハリスのバッテリー管制システムを組み合わせた構成。Iver4 900 はTTL&R(Torpedo Tube Launched and Recovered)という名称のとおり,魚雷発射 管で発進・回収するタイプのAUV。深度300メートルまで対応でき,ニッケル金属水素 蓄電池で40浬,リチウム・イオン蓄電池で80浬の航行が可能。動力源はブラシレス 直流電動機で,速力は3~5ノット。(L3Harris Technologies 2024/11/
米海軍海洋システム軍団(NAVSEA)はコングスベルグに,OTHWS(Over the Horizon-Weapons System)計画向けの対艦ミサイルRGM-184A NSM(Nytt Sjønom ålsmissil /Naval Strike Missile)を9億6,078万ドルで発注した。オプション契約分ま で実現した場合,総額11億4,078万ドルの案件になる。(DoD Contracts 2024/11/12)
ノルウェー近海で,ノルウェーのコースト・ガードの巡視船に随伴を受けながら航 行していた米海軍の攻撃原潜ヴァージニアVirginia SSN-774が,居合わせた漁船が 展開していた漁網に捕まる事案が発生した。件の漁船は,漁師のハーラル・エンゲ ン氏がオヒョウ漁をするために航海していたもの。死傷者は発生せずに済んだが漁 網は駄目になったため,ノルウェーのコースト・ガードと米海軍は網の代金を補償す る意向だという。(Stars and Stripes 2024/11/15)
ハンチントン・インガルス(HII)は,同社ニューポート・ニューズ造船所で発覚した溶 接不良の問題について,関与した溶接工は2ダースを下回る程度の数であることを 明らかにした。同社では,「これは,溶接工が正しい手順を遵守していなかったという 問題で,対象となった部位と関係者は限定的。包括的な調査と分析を行ない,解決 のために顧客と連携する」と説明している。(USNI News 2024/10/31)
ジェネラル・ダイナミクスの最高経営責任者(CEO)を務めるフェイビー・ノヴァコヴ ィッチ氏は,傘下のエレクトリック・ボート部門(GDEB)で建造している戦略原潜と攻 撃原潜について,サプライチェーンの問題から建造工程が遅れていることを明らか にした。 新型戦略原潜の1番艦ディストリクト・オブ・コロンビアDistrict of Columbia SSBN-826は,2027会計年度に納入して2030年に初のパトロール航海に出る予定だ ったが,現在では納入は早くても2028会計年度にずれ込む見込みだ。納入が遅れ れば初航海も遅れる可能性が出てくるが,米海軍のマット・サーモン氏は,同艦は 2030年に最初のパトロール航海に出るとしている。 一方,GDEBのサプライヤーとして潜水艦のコンポーネント製造に参画しているオ ースタルUSAは10月23日に,アラバマ州モービルの同社造船所で,新しい潜水艦モ ジュール建造施設(MMF3)の建設工事を開始した。この新施設は,2026年の末に実 働可能とする予定。面積は369,600平方フィート(35,337平方メートル)。 またジャクソンヴィルに拠点
11月16日にマサチューセッツ州ボストンで,フリーダムFreedom級沿海域戦闘艦 (LCS)の14番艦ナンタケットNantucket LCS-27の就役式典が行なわれた。スポンサ ーは,第76代海軍長官を務めたリチャード・スペンサー氏の夫人,ポリー・スペンサ ー氏が務めている。 また,11月23日にウィスコンシン州ミルウォーキーの退役軍人パークで,同級15番 艦ベロイトBeloit LCS-29の就役式典も行なわれた。(US Navy 2024/11/15,Naval News 2024/11/25)
ジェネラル・ダイナミクス傘下のエレクトリック・ボート部(GDEB)で建造しているヴァージニアVirginia級攻撃原潜の24番艦アイオワIowa SSN-797が,11月5日から試験航海を開始した。 同じジェネラル・ダイナミクス傘下のバス鉄工所(GDBIW)で建造中のアーレイ・バークArleigh Burke級駆逐艦の77番艦パトリック・ギャラハーPatrick Gallagher DDG-127は工程が進捗。10月15日に浮ドックを用いて進水を実施して艤装岸壁に移動した。 同型艦のジョン・バジロンJohn Basilone DDG-122は,11月1日に建造所のGDBIWを出発してニューヨークに向かい,同地で11月9日に就役式典を挙行した。 また,同級83番艦のサム・ナンSam Nunn DDG-133について,11月22日にハンチントン・インガルス(HII)のインガルス造船所で起工式が行なわれた。艦名は上院議員にちなんだもので,息女のミシェル・ナン氏がスポンサーを務めている。 テクストロン・システムズは,新型エアクッション揚陸艇SSC(Ship to Shore Conne
ハンチントン・インガルス(HII)のニューポート・ニューズ造船所で10月31日から,ジェラルドR.フォードGerald R. Ford級空母の3番艦エンタープライズEnterprise CVN-80を構成する中央船体ブロックを移動する作業が行なわれた。 当初,陸岸側となるドックの東端で組み立てていた船殼ブロックを,反対側の西側に移動させ,艦が完成するときの本来の位置に据え付けるためのもの。ドックに1億ガロン(約38万トン)余りの水を入れて船殼ブロックを浮揚させた後に,ウインチを用いてドックの西端に設けた盤木の上に移動,排水して据え付けるとの内容。 これによりドックの東側が空くので,そこで2025年の初頭から同級4番艦ドリス・ミラーDoris Miller CVN-81の船殼組立てを始める。 この結果,同じドックで2隻を並行建造することになるが,これは同社で初めてのこと。ニューポート・ニューズ造船所の12号ドックは全長662メートル,幅76メートルある。(HII 2024/11/19)
今秋から日本発着クルーズを開始した招商伊敦Zhao Shang Yi Dun(バイキング・エデン)のほか,沖縄~基隆クルーズを行なうMSCベリッシマMSC Bellissima,中国発着のスペクトラム・オブ・ザ・シーズSpectrum of the Seasや中国船など,年初よりわが国を訪れる客船が一段と増えている。1月の来航予定をまとめた。
商船三井クルーズ(MOLC)の新船,三井オーシャンフジが,12月1日,横浜から別府,釜山などを巡る6泊クルーズでデビューした。東京に帰着した同7日には,東京国際クルーズターミナルで就航記念イベントを開催,東京都の歓迎セレモニーやMOLCのプレゼンテーション,命名式典などが行なわれた。本船はシーボーン・クルーズ・ラインのシーボーン・オデッセイSeabourn Odysseyの後身。9月に引き渡された後,客室の改装や公室の名称変更などを行なってわが国初のオールスイート客船となった。32,477総トン,全長198.15メートル,幅25.6メートル,吃水6.4メートル,主機ディーゼル・エレクトリック,出力32,632馬力,航海速力19.0ノット,船客定員458名(スイート229室)。 (商船三井クルーズ)
大分県の空港アクセス用ホーバークラフト3隻が,11月30日,別府湾の周遊クルーズでデビューした。建造はイギリスのグリフォン・ホーバーワーク社で,県が艇を購入し,運航を大分第一ホーバードライブが担う上下分離方式を採用,大分空港と大分港西大分地区間約32キロを約30分で結ぶ。3隻は現地で2023年6月から順次完成し,船積みされて2024年2月までに大分に到着,その後整備と慣熟訓練を実施していたが,訓練時に接触事故を複数回起こすなどしたため,当初予定した2023年度末からの運航開始が延期されていた。ちなみに公募で決まった船名は,江戸時代に「豊後の三賢」と称された大分出身の儒学者や教育者,医者に由来している。ホーバークラフトの商業運航は2009年以来15年振りで,現行の空港連絡バスでは1時間以上かかることから,利便性が大幅に向上する見込みだ。 (大分県)
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