令和7年(2025年)3月12日,海上自衛隊は,昨年4月20日に発生したSH-60K哨戒ヘリコプター2機の墜落事故(第1021集本欄参照)に関連して,約5,500メートルの海底に沈んだ機体の引揚げ作業を実施し,各機体の主要部分回収を完了したと発表した。
令和7年(2025年)3月15日午後6時30分頃,唐津市沖烏帽子島の北方において,掃海艇“ひらしま”の機械室で火災が発生した。火災は約1時間後に消火に成功している。
令和7年(2025年)3月15日,第77期飛行幹部候補生課程修了者からなる令和6年度外洋練習航海(飛行)部隊が江田内を出港した。部隊は4月29日までの日程で,ベトナム(ダナン),インドネシア(スラバヤ)を訪問する。
令和7年(2025年)3月15日,第75期一般幹部候補生課程修了者らが乗艦した近海練習航海部隊(護衛艦“てるづき”“うみぎり”,掃海母艦“うらが”,練習艦“しまかぜ”,指揮官練習艦隊司令官渡邉浩海将補)が,江田内を出港した。その後の部隊の行動予定は以下のとおり。呉(3月15〜18日),神戸(同19〜22日),那覇(同27〜29日),三机(4月2日),佐世保(同4〜6日),舞鶴(同8〜11日),大湊(同14〜16日),釧路・根室(同17〜20日),鳥羽(同23日),横須賀(同24〜30日)。
海上自衛隊は,令和7年(2025年)4月14日〜7月10日,令和7年度第1回米国派遣訓練(潜水艦)として,潜水艦“とうりゅう”を,ハワイ州パール・ハーバー・ヒッカム統合基地およびハワイ諸島周辺に派出している。目的は戦術技量の向上で,訓練項目は施設利用訓練,対潜戦訓練など。
令和7年(2025年)3月8日〜4月4日,海上自衛隊は各国海軍と以下の共同および親善訓練を実施した。 ▷日マレーシア共同訓練(MALPAN),3月8日,マラッカ海峡で実施。参加部隊は海自が護衛艦“ありあけ”“はまぎり”,マレーシア海軍がフリゲイト2隻,スーパー・リンクスMk100ヘリコプター。訓練項目は通信訓練,戦術運動およびPHOTOEX。 ▷日バーレーン親善訓練,3月12日,バーレーン沖で実施。参加部隊は海自が護衛艦“あさひ”,バーレーン海軍が哨戒艇1隻。訓練項目は戦術運動およびPHOTOEX。なお“あさひ”は,3月10〜12日,バーレーンのミナサルマンに寄港した。 ▷日ケニア親善訓練,3月16日,ケニアのモンバサ周辺海域で実施。参加部隊は海自が掃海母艦“ぶんご”,掃海艦“えたじま”,ケニア海軍が哨戒艦1隻。訓練項目は戦術運動,通信訓練。 ▷日タイ親善訓練,3月16日,タイのレムチャバン沖周辺海域で実施。
令和6年度末の3月中,以下の艦艇が異動した。 ▷いそしお(潜水艦→練習潜水艦) 第1潜水隊群第1潜水隊(呉) →潜水艦隊直轄第11潜水隊(呉) 7.3.14 ▷掃海艇みやじま 掃海隊群第3掃海隊(呉) →呉地方隊阪神基地隊第42掃海隊(神戸) 7.3.12
3月24日,陸海空三自衛隊の共同部隊として,呉地区に自衛隊海上輸送群が,約100名態勢で新編された。同群は,平時は離島などへの業務輸送に従事し,有事には南西諸島方面等への陸上自衛隊兵力の機動展開や,国民保護のための輸送業務を行なう。初代群司令は陸上自衛隊の馬場公世1佐で,“にほんばれ”の就役に合わせて,4月6日に呉で発足式が挙行された。 編成の内訳は,群司令部が約10名,LSVを配属予定の第1海上輸送隊が約50名,LCUが所属する第2海上輸送隊が約40名で,さらに今年度末頃には160名態勢に拡大される。群司令部,各隊司令部の所在地はいずれも呉だが,第2海上輸送隊は本年度末頃,神戸の海上自衛隊阪神基地に移転する計画とされる。同群は当面の戦力として,LSV1隻(ようこう)とLCU1隻(にほんばれ)を運用し,さらに本年度末頃にLCU2隻が加わる。これら4隻を含め,9年度末までにLSV2隻,LCU4隻,より小型の機動舟艇4隻の計10隻の整備が進められている。
令和7年(2025年)3月24日,陸海空自衛隊の実動部隊を一元的に指揮する常設組織として,統合作戦司令部が防衛省のある市ヶ谷地区に200名規模で新編された。初代司令官は南雲憲一郎空将で,統幕長および陸海空幕長と同じく,米軍の大将(四つ星)に相当するポストとなった。これは米軍の中将(三つ星)に相当する,陸上総隊司令官,自衛艦隊司令官,航空総隊司令官などよりも一格上であることを示したもの。 統合作戦司令部の設置は,令和4年12月に策定された安保3文書で明記されていたもので,有事や大規模災害派遣等の際,防衛大臣の補佐等に忙殺される統幕長に代わり,統合作戦司令官が一元的に陸海空部隊の指揮を行なうことで,意思決定の迅速化や各種事態への対処能力の強化等が期待される。
令和7年(2025年)3月14日,“おやしお”型潜水艦の5番艦“いそしお”が練習潜水艦に種別変更され,これに伴い艦番号もSS-594からTSS-3611に改められた。
令和7年(2025年)4月6日,令和4年度計画による新型輸送艦“にほんばれ”(艦番号LCU-4151)が就役した。配属先は陸海空三自衛隊の共同部隊である自衛隊海上輸送群(後掲記事参照)第2輸送隊で,定係港は呉。本艦は4年度の陸上自衛隊予算により整備された「小型級船舶(LCU)」の1番艦で,建造所は内海造船瀬戸田工場。建造費41億2,500万円。基準排水量2,400トン,全長80メートル,吃水3メートル,速力15ノット,乗員約30名。 艦首にバウ・ドア,その内側にバウ・ランプを備え,さらにその後方に車両甲板(貨物倉)が配置されている。島嶼部等の水深の浅い港湾に車両や物資の輸送が可能で,ある程度のビーチング能力を持つとされる。ちなみに艦長は当面の措置として海上自衛官(1等海尉)が務めるが,乗員の9割は陸上自衛官で,残る1割が海上自衛官である。なお,内海造船では同じく4年度の陸上自衛隊予算により,「中型級船舶(LSV)」の1
令和7年(2025年)2月14日,令和6年度外洋練習航海(部内)が江田内を出港した。派遣期間は同日~4月1日で,派遣艦艇は護衛艦“ありあけ”“はまぎり”,部隊指揮官は第1練習隊司令柳原誠1佐。部隊には第58期一般幹部候補生課程(部内課程)卒業生を含む約450名が分乗しており,訪問国(寄港地)はフィリピン(マニラ),マレーシア(ポート・クラン),タイ(レムチャバン)である。
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