ナバンティアは4月25日に,スペイン海軍向けのF-110型ことボニファスBonifaz級フリゲイトの2番艦・ロヘル・デ・ラウリアRoger de Lauriaの起工式を挙行した。これは当初の予定よりも7カ月の前倒しであった。また同日,3番艦メネンデス・デ・アビレスMenéndez de Avilésの鋼材切出しも開始したが,こちらは当初の予定よりも3カ月の前倒し。1番艦ボニファスは,ブロックの組立てが85パーセントまで進んでおり,数カ月中に進水となる見込み。(Naval News 2025/4/28)
イタリア海軍が1982~85年に8隻を就役させたマエストラーレMaestrale級フリゲイトの2番艦のグレカーレGrecale(F571)が4月1日に退役した。これで,同級はすべて現役を離れた。(Jane's 2025/4/9)
4月3日にフィンカンティエーリのリヴァ・トリゴゾ造船所で,イタリア海軍新型フリゲイトFREMM EVOの1番艦用鋼材の切出しが始まった。FREMM EVOは,FREMM計画で建造したカルロ・ベルガミーニCarlo Bergamini級の発展型で,2024年6月に2隻を受注している。 一方カルロ・ベルガミーニ級は,9番艦で汎用型のスパルタコ・シェルガットSpartaco Schergat(F598)が4月15日に引き渡された。(Fincantieri 2025/4/3)
○RTXのレイセオン部門は,米海軍向けに開発中の機雷捜索用UUVバラクーダ(Barracuda)の試験を実施した。さらに開発を進め,2026年に米海軍による試験を経て,2027年に初度運用能力(IOC:Initial Operational Capability)を達成する計画。(Jane's 2025/4/8) ○ハンチントン・インガルスは米海軍に,REMUS300ベースの小型UUV,ライオンフィッシュLionfishの第1陣2基を納入した。2023年に3億4,700万ドルの契約を得て作業を進めているもので,最終的に200基を納入する計画。(Jane's 2025/4/8) ○4月16日にオースタルUSAで,ナヴァホNavajo級航洋救難曳船の7番艦ソロモン・アトキンソンSolomon Atkinson T-ATS-12の起工式が行なわれた。艦名は,SEAL(Sea-Air-Land)チーム1を構成した当初メンバーの一人にちなんでおり,スポンサーはソロモン・アトキンソンの夫人であるジョアン・アトキンソン氏と,息女のマリア・ヘイワード氏,
アメリカの防衛技術企業アンドゥリルが,迅速展開が可能な潜水艦監視システム,シーベッド・セントリー(Seabed Sentry)をお披露目した。 海底に展開する潜水艦監視システムとしては,パッシブ・ソナー・アレイを展開するSOSUS(Sound Surveillance System)が知られているが,これはソナーと陸上施設をケーブルで接続するための陸揚げ施設を必要とするうえに,経費もかかる。それに対してシーベッド・セントリーは,水中音響通信を使用するため,通信用のケーブルを必要としない。 筐体は直径21インチ(533ミリ),全長8フィート(2.44メートル)と小型で,そこにウルトラ・マリタイムが開発したシー・スピア(Sea Spear)というソナーを組み込んで海底に展開する。アンカーを装備しており,展開後はそれを用いて位置を固定する仕組み。そのアンカーを切り離すと浮上するので,回収・再利用が可能。 ソナーは基本的にパッシブ・オペレーションを実施して,必要に応じてソノブイ,あるいはUUVが装備するアクティブ・ソナーで探信させる。探知データは水中音響通信によって送信するが,伝送能力に
米海兵隊は年初から,レイドス社が製作したシー・スペクターSea Spectorという半潜没型USVを物資輸送に用いる試験を実施している。まず,沖縄の第31戦闘兵站大隊と第12沿岸兵站大隊が,1隻ずつを用いて試験運用を開始。それに続いて4月初頭から,米本土東岸のノース・カロライナ州キャンプ・レジューンの第8戦闘支援大隊も試験運用を開始した。なお,沖縄で運用しているUSVは,一時的な配備から恒久的な配備に切り替わると報じられている。 このUSVは,麻薬密輸業者が使用している半潜没艇にヒントを得て考案されたもので,ALPV(Autonomous Low-Profile Vessel)と呼ばれる。その名のとおりに自律航行が可能で,水上に露出するシルエットが小さいため隠密性が高い。そして航続距離が長いので,遠方までの輸送が可能とされる。具体的には,5トンのペイロードを搭載して2,000浬(3,704キロ)の航行が可能という。 ALPVは主としてRGM-184A NSM(Naval Strike Missile)を車載化した,NMESIS(Navy Marine Expeditionary S
米国防総省が,新たなUUV調達計画として,CAMP(Combat Autonomous Maritime Platform)を立ち上げた。「敵対的な環境下における有効性の最大化を企図したもの」と説明されており,航続性能は1,000浬(1,852キロ),最大潜航深度は200メートル超を実現するとしている。これを用いて,海底に各種ペイロードを展開するとの考え。また,費用対効果を重視するとしている。運用に際しては,民間の貨物船やその他の輸送手段を活用する考えであるという。(DefenseNews 2025/4/22)
4月5日にコネチカット州のニュー・ロンドン潜水艦基地で,ヴァージニアVirginia級攻撃原潜の24番艦アイオワIowa SSN-797の就役式典が行なわれた。 また,BAEシステムズはジェネラル・ダイナミクス傘下のエレクトリック・ボート部(GDEB)から,ヴァージニア級ブロックⅥ用のVPM(Virginia Payload Module)のミサイル発射筒を7,000万ドルで受注した。 これに加え海軍シー・システムズ・コマンド軍団(NAVSEA)は4月下旬に,GDEBとハンチントン・インガルスのニューポート・ニューズ造船所に,ヴァージニア級2隻の建造契約を発注した。対象は2024年度建造分のSSN-812とSSN-813で,ブロックⅤの11,12隻目にあたる。ヴァージニア級は現在,24隻が納入済みで,さらに16隻を発注済み。(US Navy 2025/4/4,BAE Systems 2025/4/2,NAVSEA 2025/4/30)
米国防安全保障協力局(DSCA:Defense Security Cooperation Agency)は4月25日,オランダ向けFMS案件に国務省の承認が下りたと発表した。RGM-109トマホーク巡航ミサイルを輸出するもので,総額は21億9,000万ドル。 ブロックⅣの実弾を12発,ブロックⅤの実弾を163発,管制システムのAN/SWG-5(V)TTWCS(Tactical Tomahawk Weapons Control System)を10セット,ブロックⅣのテレメトリー弾を2発,KIV-18A衛星データリンク端末機,KSX-5統合秘話配信システム,KGV-135A秘話通信機材,関連機材・関連業務などといった内訳になっている。 オランダ海軍でトマホークの運用に適した艦というとデ・ゼーヴェン・プロヴィンシェンDe Zeven Provinciën級フリゲイト4隻,それと新型フリゲイトASWF(Anti-Submarine Warfare Frigate)4隻が考えられる。それに対してTTWCSは10セットとなっているので,差分の2セットは,予備あるいは陸上設置の試験・訓練用とな
米国防総省は5月2日,フロリダ州のケープ・カナベラル宇宙軍施設で,CPS(Conventional Prompt Strike)による初のエンド-エンド飛翔試験を実施したと発表した。エンド-エンドとは,発射から着弾までの一連の過程を,個別ではなく通しで行なったという意味。 CPSは米海軍独自仕様のロケット・ブースターに,陸軍のLRHW(Long-Range Hypersonic Weapon)こと“ダーク・イーグル”と共用する滑空飛翔体C-HGB(Common Hypersonic Glide Body)を搭載する。発射には,コールド・ガス・ローンチを使用する。(DoD 2025/5/2)
令和7年(2025年)3月1~2日,測量船拓洋(HL-02)が鳥島から西約20キロの鳥島海丘の海底地形調査を実施した。本船搭載のマルチビーム測深機による調査の結果,同海丘で過去に溶岩の流出を伴う噴火が複数回あり,現在も噴気等を発生している活動的な海底火山であることが判明したもの。また,同海丘は底面の直径が約10キロ、比高は約1,000~1,500メートルの円錐形の山体で,山頂部の最浅水深は76メートルであった。これは従来知られていた水深411メートよりかなり浅く,今後は同海域へのより詳細な調査が行なわれる予定。
令和7年(2025年)4月1日付けで以下の巡視艇の異動が発令された。 ▷巡視艇“ひこかぜ”→“るりかぜ”CL-146,下関海上保安部(第7管区)→串木野海上保安部(第10管区) ▷巡視艇“るりかぜ”→“さんだんか”CL-151,串木野海上保安部→宮古島海上保安部(第11管区)
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