戦略国際問題研究所(CSIS)の「チャイナ・パワー」プロジェクトが,4月17日に撮影された衛星画像に基づき,中国が建造している3隻目の空母002型について,状況を明らかにした。002型はカタパルトを備える通常動力型とみられ,排水量は最初の国産空母001A型の推定66,000~70,000トンより大きく,80,000~85,000トンに達する見込み。米国防省では,この002型について「2018年に建造を開始しており,2022年に就役の見込み」としている
台灣國際造船が同国南部の高雄で,国産潜水艦建造のためのドック施設建設を開始した。竣工は2020年を予定している。
5月10日,中国の大連造船所で旅洋Ⅲ型(052D型)ミサイル駆逐艦2隻進水した。通算19,20番艦(大連造船所で建造した艦としては4,5隻目)に当たり,艦名は唐山と蘇州。
スリランカ海軍に供与された米コースト・ガードのハミルトン級カッター,シャーマンが,艦名をP-626に改めて5月12日にスリランカのコロンボに到着した。
5月23日,ハンチントン・インガルス社のニューポート・ニューズ造船所で,米海軍向け新型SSBNの1番艦コロンビアの建造で使用する鋼材の切り出し作業がスタートした。
JFE物流は5月28日,内航鋼材船“かがやき”の就航を発表した。翔陽丸(497総トン,1997年竣工)の代船で,推進装置として二重反転プロペラ(CRP)とCRP用に最適化したベクツインラダーを世界で初めて組み合わせ,バルバス・バウ形状も改良して推進性能向上と離着岸時などの操船性能の最適化を実現した。ジャパン マリンユナイテッド(JMU)が船体を,JMUとジャパンハムワージがCRP用に最適化したベクツインラダーを共同開発し,高知の中之島造船所が建造した。主要目は499総トン,1,700重量トン,全長74.15メートル,幅12.0メートル,深さ7.16メートル,主機阪神LA28型ディーゼル1基,1軸,出力1,600馬力,速力11ノット。 (JFE物流)
三井造船は5月30日,水産庁向けの漁業取締船を受注したことを,その完成予想イメージとともに発表した。今回受注した船は,水産庁の現有取締船白萩丸(499総トン,1994年竣工)の代船で,昨年6月に2隻受注した白嶺丸(499総トン,1993年竣工)の代船および増勢の白鷲丸と同型の3番船。主要目は約870総トン,全長約68.45メートル,幅10.6メートル,最大搭載人員31名。竣工は先の2隻が2020年3月,今回の白萩丸代船が2021年7月の予定。新船は現有船から大型化されて耐航性が向上するほか,最新技術を盛り込んで悪質化・巧妙化する違法漁船取締り能力の向上が図られる。2隻の代替と1965年以来の増勢により,日本周辺海域における取締体制は大きく強化される。 (三井E&S造船)
6月2日午前8時30分頃,ヴェネチアのジュデッカ運河をクルーズ・ターミナルに向けて航行中のMSCオペラMSC Opera(65,591総トン,船客定員2,570人,2004年竣工)が,接岸していた米ユニ・ワールドのリバー・カウンテスRiver Countess(全長110メートル,船客130人,2003年竣工)に追突しながら岸壁に突っ込んだ。MSCクルーズによると航行中に技術的な問題が起きたという。両船とも損傷し,カウンテスの乗客4人が負傷した。オペラはクルーズ・ターミナルへ移動して乗客を降ろした。損傷は軽微だが,原因調査のため次航も含めクルーズはキャンセルされた。今回の事故を受け,ヴェネチア市長らは大型クルーズ客船は運河を通るべきではないとのコメントを出した。 (MSC CRUISES) (UNIWORLD)
5月29日22時頃,ハンガリーのプダペストを流れるドナウ川で,地元の遊覧船社パノラマデッキの小型遊覧船ハブレアニーHableanyに,スイスに本拠を置くヴァイキング・リバー・クルーズのヴァイキング・シギンViking Sigynが衝突,ハブレアニーが沈没した。乗船していたガイドを含む韓国人ツアー客33人と乗組員2人のうち,乗客7人は救助されたが7人が死亡し,残りは行方不明になった。当時は大雨で増水して流れが速く,風も強かったという。シギンの船長は当局に逮捕された。ハブレアニーは1949年にソビエトで建造され,2003年からパノラマデッキが運航,全長27メートル,60席。ヴァイキング・シギンは2,670総トン,全長134.9メートル,船客定員190人,今年就航したばかり。
米カーニバル・クルーズ・ライン(CCL)のカーニバル・サンライズCarnival Sunrise(101,509総トン,船客2,758人,1999年竣工)の命名式が5月23日,ニューヨークのマンハッタン・クルーズターミナルで行なわれ,公式に新船名でデビューした。同船は元カーニバル・トライアンフCarnival Triumphで,2億ドルをかけて飲食設備を中心に改装しアップグレードが図られた。
先頃初来日したコスタ・ヴェネチアCosta Veneziaの姉妹船は,コスタ・フィレンツェCosta Firenzeとなると5月6日に発表された。現在,伊フィンカンティエーリ造船所で建造中で,2020年10月1日にデビューし,1カ月ほど地中海で運航したのちアジアへ向かう。135,500総トン,船客5,200人。 命名式におけるCosta Venezia。(COSTA CRUISES)
インキャット社は5月20日,アルゼンチンのブケブス社向けに130メートル・ウェーブピアサー型カタマランを建造すると発表し,その予想図を公表した。同船は13,000総トン,約600重量トン,全長129.7メートル,幅32メートルで,船客2,100名と乗用車220台を積載。主機に二元燃料ディーゼル4基を装備し,LNG燃料で約40ノットの速力を発揮する。同社でブケブス向けに建造する9隻目であり,13,000トン,130メートルの大きさは,完成すれば世界最大のアルミ合金船になるという。就航航路はラ・プラタ河口横断ルート(ブエノス・アイレス~モンテビデオなど)である。 〈INCAT〉
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