伊コスタ・クルーズのコスタ・トスカーナCosta Toscanaのスチールカット・セレモニーが7月30日,建造所のフィンランド,マイヤー・トゥルク造船所で行なわれた。185,000総トン,全長337メートル,船客5,322人,航海速力17ノットで,2021年の竣工予定。今年10月デビューするコスタ・スメラルダCosta Smeraldaの姉妹船で,コスタのLNG燃料駆動客船の2番船となる。 (MEYER TURKU)
米ロイアル・カリビアン・クルーズは7月2日,ロイアル・カリビアン・インターナショナル(RCI)運航のアイコン・クラス3番船の建造で,フィンランドのマイヤー・トゥルク造船所と合意したと発表した。2025年春の竣工予定。詳細は明らかではないが,LNG燃料で航行する約20万総トン級という。1番船が2022年,2番船が2024年に竣工し,1番船はアイコン・オブ・ザ・シーズIcon of The Seasと命名されている。
オーストラリアのシーニック・クルーズ運航のシーニック・エクリプスScenic Eclipseが7月26日に引渡された。ラグジュアリー・ヨット・スタイルの小型探検クルーズ客船で,約17,000総トン,全長168メートル,船客定員228人,ヘリコプター2機,潜水艇1隻なども備える。当初,2018年夏の就航予定だったが,建造所のウリヤニク造船所(クロアチア)のファイナンス問題などで遅れた。8月15日にアイスランドのレイキャビック発のクルーズでデビューし,カナダ,アメリカ東岸へ向かった。9月10日にニューヨークで,ゴッドマザーにアカデミー賞女優ヘレン・ミレンを迎えて命名式を行なう予定。 (SCENIC CRUISES)
米ホランド・アメリカ・ライン(HAL)のプリンセンダムPrinsendam(37,983総トン,船客定員835人,1988年竣工,元ロイアル・ヴァイキング・サンRoyal Viking Sun)が,7月1日アムステルダム着のクルーズを最後に,HALから独フェニックス・ライゼンに正式に移籍した。独ブローム・ウント・フォスで改装され,アメラAmeraとして8月16日に再デビューした。 (HOLLAND AMERICA LINE)
独ハパク・ロイド・クルーズのブレーメンBremen(6,752総トン,船客155人,1990年竣工。元フロンティア・スピリットFrontier Spirit)は,2021年5月からシースケープSeascapeと改名し,極圏クルーズ旅行を手掛ける米ポーラー・ラティチューズがチャーターして2021~22年シーズンの南極クルーズで運航する。同船は今年1月,スイスに本拠を置くリバー・クルーズ船社スキュラが購入し,外洋クルーズ事業への進出を発表。5月20日にポーラー・ラティチューズがパートナーとしてチャーターすることが明らかにされた。 (HAPAG-LLOYD CRUISES)
中国の渤海フェリー・グループの新造カーフェリー中華復興zhonghua fuxingが,6月8日黄海造船で進水した。44,200総トン,全長212メートル,船客2,000人,車両レーン長3,000メートルで,船内はラグジュアリー仕様とされ,船体側面には巨大なクジラのイラストが描かれている。アジア海域最大のカーフェリーとなり,2020年初頭から煙台と大連を結ぶ航路に配船される。
去る7月1日,傘下の上場子会社の発表によれば,中国国有の二大造船グループ,中国船舶重工集団(CSIC)と中国船舶工業集団(CSSC)が統合に向けた準備を進めている。背景には,最近の世界的な建造需要の低迷から日中韓を中心とする受注競争の激化や,政府主導による過剰生産能力の削減,石炭や鉄鋼,非鉄金属,船舶製造,電力などを中心とする業界再編があると見られる。2018年の建造シェアは合計17パーセント(1,041万総トン)に上り,統合を進める韓国の現代重工業と大宇造船海洋の21パーセント(1,218万総トン)に次ぐ規模となる。
タイタニックTitanicの建造で著名な英ベルファストのハーランド&ウォルフ造船所(H&W)が8月5日,事実上倒産した。親会社のドルフィン・ドリリング社(ノルウェー)が6月に破産を申請し,H&Wは破産管財人の管理下に入った。親会社は昨年からH&Wを売りに出していたが,買い手が見つからなかったという。同社は1861年の創業で,タイタニックをはじめとするホワイト・スター・ラインの船など多数の建造実績があり,最盛期には3万人以上を雇用した。1970年代以降は船舶修理や改造,海洋構造物などで事業を継続してきた。
三菱造船が2隻受注した阪九フェリーの新造船の1番船“せっつ”が,去る8月2日,三菱重工グループの下関造船所で進水した。今後艤装工事を経て来年2月に引き渡され,現有の“やまと”に代わって新門司~神戸航路に就航する予定。新開発の最適船型の導入などにより従来船比約6パーセントの省エネ化が図られ,SOx排出規制に対応してスクラバーも装備する。16,300総トン,6,200重量トン,全長195メートル,幅29.6メートル,深さ20.6メートル,主機ディーゼル2基,2軸,航海速力23.5ノット,船客定員663名,車両搭載数8.5メートル・トラック277台,乗用車188台。引き続き2番船も同所で建造中で,来年夏に就航の予定。 (三菱造船)
初の海保大出身長官として知られる佐藤雄二氏(第43代、在任期間2013~16年)は、リタイア後に現役時代の思い出を「海上保安新聞」紙上で綴り(連載46回)、従来公にされていなかった事柄も多く記載されていたことから関係者および海保ファンの注目を集めたが、このほど連載を一冊にまとめ、さらに大幅加筆した単行本「波濤を越えて」が上梓された。出版元は文芸春秋社で、四六判、232頁、本体価格1650円。
6月28日,ブラジル海軍のフリゲイト,ニテロイが退役した。さらに,イニャウマ級コルベットのジャセグァイも9月18日に退役する予定。
6月6日,上海の滬東中華造船集団で,玉昭型(071型)揚陸艦の8番艦が進水した。同艦は2018年12月8日に起工,同級7番艦と同じドックで建造されている,起工からわずか半年での進水となった。
Showing 12 of 4187 total posts