石垣海上保安部の「はてるま」型巡視船「いしがき」(PL-62)が、4月24日付けで同じ管内の中城海上保安部へ配属替えとなった。
米ロイアル・カリビアン・インターナショナル(RCI)の日本総代理店ミキ・ツーリストは4月1日,2021年春の東京発着クルーズ実施を発表した。クァンタム・オブ・ザ・シーズQuantum of the Seas(168,666総トン,船客4,180人,2014年竣工)を投入し,4月5日発,15日発の2本を実施する。今夏竣工する東京国際クルーズターミナルを起点に,11日間で函館,金沢,境港,釜山などを回る。RCIの日本発着は5年振りで,クァンタム・クラスでの実施は初となる。 (RCI)
両備ホールディングス傘下のフェリー会社2社が4月1日付けで合併し,国際両備フェリーが誕生した。合併したのは高松~小豆島航路の国際フェリー(香川県小豆郡)と,岡山~小豆島航路の両備フェリー(岡山市)で,国際フェリーが小豆島フェリーを吸収合併した。本社を岡山市に置き,両社の社長を務めていた小嶋光信氏が新会社の社長に就任した。岡山から高松へ,高松から岡山への人の流れを創出し,世界の観光地に向けての足場作りを目的にするという。 (国際両備フェリー)
米セレブリティ・クルーズの新造船セレブリティ・エイペックスCelebrity Apexの引渡式が3月27日に行なわれた。船主側と仏サン・ナゼールのアトランティーク造船所をビデオ会議システムでつなぎ,おそらく業界初となるバーチャル・セレモニーとして行なわれた。同船は約129,500総トン,船客約2,900人で,エッジ・シリーズの2番船である。5月20日のバルセロナ発から営業航海に就く予定になっている。 (CELEBRITY CRUISES)
去る3月26日,東海汽船(鉄道・運輸機構との共有)の新造ジェットフォイル,セブンアイランド結の命名・進水式が川崎重工神戸工場で挙行された。今後は艤装工事を経て6月に引き渡され,現行のセブンアイランド虹(1981年竣工)に代わって7月13日から東京(竹芝)~大島~利島~新島~式根島~神津島航路に就航する予定。同所でのジェットフォイル新造は1995年以来25年振りである。175総トン,全長27.4メートル(フォイルボーン時),幅8.5メートル,主機ロールスロイス501-KFガスタービン2基,出力7,600馬力(5,589キロワット),推進器ウォータージェット2基,航海速力43ノット,船客定員241名。 (川崎重工)
日本クルーズ&フェリー学会(会長梅田直哉大阪大学教授)は,今回のダイヤモンド・プリンセスの新型コロナウイルス禍に対応して,船内換気について勉強会を実施し,エアロゾル感染と空気感染に対する提言を発表した。それによれば,2010年以降の建造船ではファンコイルユニット方式など船室が独立空調とされており,換気系統への配慮(①感染発生時に吸排気口にHEPAフィルターを装備しバイパスラインを経由させる。②感染者の船室は排気風量を増やして陰圧とする。③非感染者の船室は新鮮空気量を増やして陽圧とする)によって拡大防止に効果的。一方,2010年代以前の建造船で船室が独立空調でない場合は船内循環の排気リターンラインを遮断する方法が必要で,このケースで感染者が出た際には感染者を船内病院併設病室に隔離し,すべての船室の排気リターンラインを乗員が速やかに遮断する方法が有効,などとなっている。
3月1日までに乗客乗員がすべて下船したダイヤモンド・プリンセスDiamond Princessでは,その後船内の清掃・消毒作業にかかった。この作業は,世界中で多くの災害復旧作業を担った実績を有する専門企業ベルフォア社により,環境衛生および感染予防管理の専門家など約150名体制で実施され,船内のリネンやタオルなどのほか玩具,ゲーム,本などの処分,人の手が触れた部分や人通りの多かったエリアの消毒,ドレープ(布製カバー),布製の装飾品,家具,カーペットなどのクリーニングなどを行なった。暖房や換気,空調システムも徹底的に消毒され,空気処理機のフィルターは高性能エアフィルターと交換した。これらの廃棄物は,厚生労働省監督下,すべて適切に運搬,処理された。写真は発表された消毒・清掃作業の模様(ⓒ CTEH, with PRINCESS CRUISES)。 なお同船は3月25日までにこれらの作業を終了,検疫済証をクリアし,同日横浜港大黒埠頭から三菱重工横浜製作所に移動した。写真下はクルーズ再開へ向けた資材搬入および改修作業中の同船。 (編集部)
4月10日、三菱重工長崎造船所で、ヘリコプター搭載型巡視船「あかつき」が進水した。「れいめい」の同型船で、今年度中に竣工する。
4月7日、「しもじ」型巡視船「みかづき」(PS-40)が、墨田川造船で進水した。年明けの竣工後は小笠原海上保安署に配備される。
北九州空港南部エリアに、海上保安庁の北九州航空基地が開設された。配属機はファルコン2000型1機、ビーチ350型2機、アグスタ139型2機と、練習機セスナ172型5機の計10機。24時間空港内の基地のため運用の幅が広がったほか、海上保安学校宮城分校の航空研修センターも並置されている。
水産庁の新型漁業取締船の白嶺丸と白鷲丸が,去る3月16日,三井E&S造船玉野艦船工場で2隻揃って引き渡された。白嶺丸は1993年竣工の先代(499総トン)の代船で,境港漁業調整事務所に配属。同型の白鷲丸は同庁で55年振りとなる新規建造船で,新たに新潟漁業調整事務所に配備された。近年とみに悪質化,巧妙化,広域化している外国漁船等による違法操業の増加に対応し,取締体制強化のため1隻増勢となった。船型を従来船より大型化して耐航性を向上,探照灯,長距離音響発生装置,電光掲示板,放水銃や監視カメラなど最新設備を搭載した。日本周辺海域での取締体制強化に大きく寄与することが期待される。913総トン,全長68.45メートル,幅10.6メートル,最大搭載人員31名(主機,出力,速力は非公表)。なお,現在同型3番船の白萩丸(1994年竣工の同名船の代船)も同所で建造中で,来年7月竣工の予定。 (三井E&S造船)
今治造船とジャパン マリンユナイテッド(JMU)は3月27日,昨年11月29日付けで発表していた両社の資本業務提携と合弁会社設立について,契約を締結したと発表した。両社の商船事業の国際競争力強化を目的としたもので,今治造船によるJMU新発行株式の引受け,共同営業および設計実施合弁会社の設立,仕様の統一推進によるマスプロダクト効果の追求,ブロックや大物艤装品製造所集約などの生産協力などを実施する。10月1日に設立予定の合弁会社は,社名を日本シップヤード株式会社(NSY:Nihon Shipyard Co., Ltd.)とし,資本金は1億円,出資比率は今治造船が51パーセント,JMUが49パーセントで,従業員は約500名。LNG船を除くすべての一般商船を対象としてマーケティングから企画開発,受注営業,基本設計などを行なう。なおこの契約は,国内外の関係当局の承認取得が条件になっている。
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