昨年12月、1年半振りに活動を開始した西之島は、その後6月後半には大規模な噴火を繰り返すようになったが、8月下旬以降は落ち着きを見せている。だがその姿は驚くほど変容していた。 ① 6月19日 /content/images/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/2020nishinoshima/20200619photo/photo2_20200619m.jpg この写真は海上保安庁の航空機が大規模噴火が始まって間もない6月19日に撮影したもので、噴煙を上げる火砕丘はまだ綺麗な円錐形を成している。 しかし繰り返される噴火と大量に流れ出す溶岩により、海岸は最大600メートルも沖合に延び、火口の直径は2.5倍以上も広がった。 ② 9月5日 /content/images/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/2020nishinoshima/20200905photo/photo1_20200905m.jpg この写真は同じく海保航空機が9月5日に撮影した近影で、噴煙はほぼ収まっているが、火口内にはまだ高温の部分があり、冷えた溶岩が露出していた
長崎県の女島沖で海洋調査を実施していた海上保安庁の新型測量船平洋に対し、8月15日、接近してきた韓国海洋警察庁の警備艦1505が、調査の中止を要求する事案が発生した。 しかし平洋が調査を行なっていた海域は、我が国と韓国の中間線より日本側のEEZであったことから、平洋は調査が正当なものであることを伝え作業を続行した。また韓国側の要求が不当なものであることから、わが国政府は外交ルートを通じて抗議した。
7月25日、川崎市の京浜運河で原油の流出事故が発生し、横浜の機動防除隊が出動したが、本件は同隊の創設以来400件目の出動となった。 また同隊はモーリシャス共和国で発生したタンカー座礁事故に対する国際緊急援助隊の一員として、8月10日から30日にかけて現地に派遣された。 なお同隊の歴史と将来、および今回のモーリシャス派遣については、9月25日発売の本誌11月号にて解説の予定。
7月30日、「くにさき」型巡視船「えちぜん」(PL-92)が竣工し、第八管区の敦賀海上保安部に配属された。
7月中旬〜8月上旬,以下の中露軍艦が相次いで日本近海に出現した。 ▷7月13日午前7時頃,久米島の北西約150キロの海域を南東進する中国海軍の江凱Jiangkai II型フリゲイト1隻を,護衛艦“あまぎり”などが確認。 ▷7月14日午後4時頃,宗谷岬の北東約350キロの海域を南西進するロシア海軍のグリシャGrisha III型警備艦1隻と,ズヴェズドチカZvezdchka級兵器輸送艦1隻を,P-3C哨戒機(第2航空群,八戸)が確認。 ▷7月28日午後10時頃,宗谷岬の北西約110キロの海域を東進するロシア海軍のタランタルTarantul III型ミサイル艇2隻と,ズヴェズドチカ級兵器輸送艦1隻を,ミサイル艇“くまたか”が確認。 ▷8月5日午前11時頃,上対馬の北東約90キロの海域を南西進するロシア海軍のウダロイUdaloy級駆逐艦2隻,ボリス・チリキンBoris Chilikin級補給艦1隻を,P-1哨戒機(第4航空群,厚木)が確認。
海上自衛隊は,6月18日午後,奄美大島(鹿児島県)の北東の海域(接続水域内)を西進中の中国潜没潜水艦を発見した。 さらに20日,同艦が横当島(鹿児島県)の西の海域(接続水域外)を西進しているのを発見した。 これについて河野防衛大臣は自衛隊に「緊張感をもって,情報収集・警戒監視に万全を期すこと」との指示を出し,海上自衛隊はP-1哨戒機(第1航空群,鹿屋),P-3C哨戒機(第5航空群,那覇),護衛艦“かが”,“あきづき”,“あしがら”により,情報収集・警戒監視を行なった。
7月26日,防衛省は厳しい財政状況の下,自らの収入を確保するための一助として,初めて不要となった防衛装備品のオークションを行なった。 出品されたのは除籍された練習艦の操舵輪など約30品で,オークションの総売上げは581万円となった。 これらは全額が国庫に納められ,防衛省は隊員の処遇改善などに活用することを検討している。
7月16,17の両日,海上自衛隊は中東における情報収集活動のための部隊派遣に伴う図上演習を,東京目黒の幹部学校で実施した。 参加部隊・機関は,海幕,自衛艦隊司令部,第1護衛隊(護衛艦“むらさめ”,第3次隊として8月30日横須賀出港予定)など。主要演練項目は各級指揮官の情勢判断,部隊運用・情報伝達の要領など。
砕氷艦“しらせ”は8月30日〜10月6日の期間で,令和2年総合訓練を実施する。行動予定は以下のとおり。 ▷8月30日:横須賀出港,▷9月4〜7日:呉,▷同11〜14日:佐世保,▷同18〜22日:舞鶴,▷同25〜28日:八戸,▷同29〜10月5日:仙台,▷10月6日:横須賀帰投。
8月6日,護衛艦“あまぎり”は,関東南方海空域で,米陸軍のUH-60Lヘリコプター2機と日米共同訓練を実施した。訓練項目は発着艦訓練であった。
海上自衛隊は,7月15〜16日,四国南方海域で,米海軍と対潜特別訓練を実施した。参加部隊は海上自衛隊が潜水艦1隻,米海軍が航空機数機。
7月16〜17日,アデン湾西方海域で,第36次派遣海賊対処行動水上部隊の護衛艦“おおなみ”は,EU海上部隊所属(スペイン)のフリゲイト,サンタ・マリアSanta María,韓国海軍の駆逐艦テー・ジョヨンDae Joyoungと海賊対処共同訓練を実施した。
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