国際両備フェリーの新造カーフェリー第十一こくさい丸(愛称「ゾウさん号」)が4月11日,今治市大三島の藤原造船所で進水した。約1,200総トン,船客定員500人,乗用車換算60台を積載する。国際フェリーと両備フェリー合併後の第1船で,第三十二こくさい丸(愛称「キリン」)に代わり,7月中旬から高松港と小豆島池田港を結ぶ航路に投入される。旧国際フェリーの各船は,船上に大きなキリンやパンダなどの動物型マストを設置し,一目で同社船と分かり親しまれてきた。合併後の新造船もこれを踏襲し,鼻を高々と揚げたゾウが設置された。ゾウの内部には子供用遊具も造られている。 (両備グループ)
米ディズニー・クルーズ・ラインの新船ディズニー・ウィッシュDisney Wishの起工式が,4月8日,独マイヤー・ヴェルフトで行なわれた。伝統的なコイン・セレモニーを実施して本格的な建造が開始された。デビューは2022年夏の予定。3隻建造される新シリーズの1番船で,144,000総トン,全長343メートル,客室1,250室,LNG燃料駆動となる。2番船以降は2024年,2025年に竣工を予定する。 (MEYER WERFT)
セレブリティ・クルーズの新船セレブリティ・ビヨンドCelebrity Beyondが,4月1日,建造所の仏アトランティーク造船所で進水した。本船はエッジEdge,エイペックスApexに続くエッジ・クラスの3番船だが,前2隻より船体を約20メートル延長し,1デッキ増とした拡大型で,総トン数は約1万トン増となっている。デビューは来年4月27日で,サウサンプトン発バルセロナ着の10日間西欧州クルーズが予定されている。140,600総トン,全長327メートル,幅39メートル,吃水8.23メートル,航海速力22ノット,船客定員3,260名。 (CELEBRITY CRUISES)
環境対応技術の研究を加速している常石造船は先頃,LNGと重油の二元燃料を使用できる撒積船「カムサマックスGF」Kamsarmax GFを開発し,ロイド船級協会より基本設計承認(AIP)を取得した。GFは「Gas Fuel」の略で,同社が開発したカムサマックス船型の汎用性と,LNG燃料による環境性能を併せ持つタイプ。主燃料をLNGとし,その特徴であるSOx,NOxの大幅削減に加え,CO2排出量を基準値より40パーセント以上削減でき,2025年以降の契約船に適用されるEEDIフェーズ3を大幅にクリアした。全長229メートル,幅32.26メートル,深さ20.15メートル。同社では,水素など次世代燃料への移行期の重要タイプと位置付け,今後他船型のLNG燃料化やゼロ・エミッション船の開発を促進していく。 (常石造船)
仏ポナンが2022年5月に日本発着の沖縄クルーズを実施する。伊地知日本・韓国支社長が3月28日に明らかにした。「沖縄エクスペディション・クルーズ」と題して5月24日大阪発基隆行きと,5月31日基隆発那覇行きのいずれも7泊の2本を予定。大阪発は喜界島~座間味島~久米島~竹富島・西表島~与那国島へ,基隆発は石垣島~竹富島・西表島~宮古島~久米島~伊平屋島~座間味島に寄港する。使用船はル・ソレアルLe Soléal(10,992総トン,船客定員264人,2013年竣工)で,ゾディアックを使った島めぐりなど同社船ならではの船旅で新たな日本の魅力を発見できるとしている。 (PONANT)
5月7日午後3時半頃,佐賀県加唐島の北約4キロの沖合で,掃海隊群第2掃海隊(定係港佐世保)所属の掃海艇“たかしま”が,2人乗りの小型漁船萬栄丸と衝突した。 この事故によるケガ人等はなく,いずれも損傷は軽微。事故の原因は,現在,海上保安庁などが調査中。
4月6日,開発隊群艦艇開発隊(横須賀)の隷下に,“もがみ”型護衛艦(FFM)の搭載システムの開発および試験を目的としたシステム・インテグレーション・センター(SIC)が新設された。 同センターの施設は令和元年から整備が開始され,去る3月に完成した。
昨年12月,政府は廃案となった陸上配備型迎撃システム(イージス・アショア)に代わる弾道ミサイルの迎撃手段として,新型イージス艦(イージス・システム搭載艦)2隻の整備を閣議決定したが,去る4月9日に海上自衛隊は,この設計作業に向けた情報収集に当たる業者の募集要項を公表した。 これによると,業者の選定条件の一つに「最新の多胴船の設計・製造等の経験を有すること」が含まれており,イージス・アショア代艦の船型の候補に多胴船型が挙がっていることが判明した。 多胴船型は一般的な単胴船型と比べ広い甲板面積が確保でき,かつ動揺性能に優れた特質があり,米海軍のインディペンデンスIndependence級沿海域戦闘艦(三胴船型)やわが国の“ひびき”型音響測定艦(SWATH,双胴船型)などに採用されている。 ダメージ・コントロールなどの点で大型水上戦闘艦にはやや不向きともされるが,洋上で長期に渡って低速でBMD哨戒任務に従事するイージス・アショア代艦の船型としては理にかなったものといえるだろう。また過去に防衛省技術研究本部(当時)は,将来自衛艦を念頭に置いた三胴船の研究を行なっている。 現時点でイージ
5月4日,海上自衛隊は,沖縄周辺の海空域で,「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて連携を強化するため,フランス海軍と共同訓練を行なった。 参加部隊は海上自衛隊が補給艦“ましゅう”,フランス海軍がフリゲイトのシュルクーフSurcouf。訓練項目は洋上補給。なお,同9日,佐世保にフランス強襲揚陸艦トネルTonnerreとシュルクーフが寄港した。 これら2隻は11〜17日に日米豪と九州地方や東シナ海で共同訓練を実施したほか,東シナ海を含む海域で北朝鮮の瀬取りの警戒監視などに従事している。
5月1日,海上自衛隊,フランス海軍および米海軍は,アデン湾で海賊対処共同訓練を実施した。 参加部隊は海上自衛隊が護衛艦“せとぎり”,フランス海軍が空母シャルル・ドゴールCharles de Gaulle,駆逐艦シュヴァリエ・ポールChevalier Paul,米海軍が駆逐艦マハンMahan DDG-72。主要訓練項目はクロスデッキ等。
4月中,海上自衛隊と米海軍の航空部隊は,以下の日程で共同訓練を行なった。 ▷13〜15日,東シナ海で実施。参加部隊は海上自衛隊がEP-3電子戦データ収集機1機,米海軍がEP-3E電子偵察機1機。訓練項目は情報交換訓練。 ▷20日,相模湾で実施。参加部隊は海上自衛隊がSH-60K哨戒ヘリコプター2機,米海軍がMH-60R多用途ヘリコプター1機。訓練項目は編隊飛行訓練。
4月8日,スマトラ島西方の海空域で,海上自衛隊は「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて連携を強化するため,日豪加共同訓練に参加した。 参加部隊は海上自衛隊が護衛艦“あけぼの”,オーストラリア海軍がフリゲイトのアンザックAnzac,補給艦シリウスSirius,カナダ海軍がフリゲイトのカルガリーCalgary。訓練項目は各種戦術訓練。
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