米バイデン政権は5月28日に,2022会計年度の国防予算教書をリリースした。海軍関連予算は総額2,117億ドル,うち運用経費712億ドル,装備調達費582億ドル,人件費565億ドル,研究開発費226億ドル。このうち艦艇の領収は17隻を予定で,アーレイ・バークArleigh Burke級駆逐艦3隻,ズムウォルトZumwalt級駆逐艦1隻,ヴァージニアVirginia級攻撃原潜3隻,沿海域戦闘艦(LCS)5隻,ドック型輸送揚陸艦(LPD)1隻,給油艦(T-AO)1隻,遠征洋上基地(T-ESB)1隻,遠征高速輸送艦(T-EPF)1隻,新型の救難曳船(T-ATS)1隻。
気象庁からの依頼を受けて、海保の大型測量船4隻(平洋、光洋、昭洋、拓洋)が、水蒸気のデータ収集に協力することになった。追加搭載するのはマストに取り付けるセンサーと船内の解析装置で、得られたデータは気象庁の線上降雨帯予測に活用される。
海上保安大学校の練習船「こじま」が,6月8日国際航海へと呉を鹿島立った。呉出航後はホノルル(6月19~21日),コロール(7月9~10日)に寄港、7月15日呉に帰投する。なお寄港先ではレセプションなどの催しはなく,補給のみを行なう。
航路標識や巡視船艇の装備品の開発、鑑識資料の分析、近年はドローンの運用手法研究などを担当する海上保安試験研究センターが、このほどその業務を紹介した動画を公開した。6分ほどの動画は、海保のマスコット・キャラクター「うーみん」がセンターを訪問するコミカルな内容に仕上げられている。 https://www.youtube.com/watch?v=DyxXxq3LvRA
海上保安庁の海の安全推進本部によると、今年のGW期間中、マリンレジャーに伴うトラブルが急増していることが明らかになった。 船舶の事故発生件数は昨年の54隻から55隻と1隻増えただけだが、釣りなどのマリンレジャーにおける人身事故者数は6名から17名とほぼ3倍になり、そのうちの死者・行方不明者数も3名から5名に増えた。 コロナ禍中、屋外なら感染のリスクは少ないと思い、安直にマリンレジャーに走った人が増えたことが要因のひとつと考えられる。 ちなみに海の安全推進本部は、小型船舶やマリンレジャーの事故を未然に防ぐことを目的に2016年設置されたもので、海上保安庁の関係各課により構成されている。中でもマリンレジャーが活発になるGWと7月中旬から8月の夏休みを重点期間として、啓蒙活動を積極的に実施している。
東京港西航路に設置された灯浮標群のうち、令和島外貨コンテナ埠頭前の第6号灯標が、このほどAISを利用したバーチャル航路標識に置き換えられた。長距離用の大型コンテナ船は現在1万TEU超え、全長300~350メートルのタイプが主流となっており、同埠頭に離発着する際、至近の6号灯標に接触する危険性がかねてより指摘されていた。
「海上保安の日」の5月12日、「海上保安レポート2021」が発刊された。特集は「緊張続く現場の『今』」「活躍広がる海上保安庁」「事案対応のイロハ」の3本。本誌6月25日発売号にて解説記事を掲載する。 https://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/r3/k210512/k210512.pdf
インドネシア海軍の東部艦隊司令部第2潜水隊に所属する209/1300型潜水艦ナンガラNanggalaが,4月21日に魚雷の実射訓練を実施していた時に,バリ島北方95キロ付近の海域で消息を絶った。潜航開始後に消息を絶ったとの情報がある。これを受けて,訓練に同行していた艦が捜索を開始した。そしてインドネシア海軍は4月24日になって,ナンガラが沈没したと発表した。同艦が潜航を開始した場所から3キロほどの地点で,同艦の部品の一部を発見・回収したため,沈没が確認された。併せて,乗組員53名も全員が死亡したと発表された。その後,三つに分断された艦の残骸が見つかったとの報もあった。なお,現場の水深は800メートルほどある。
台湾の台湾国際造船(CSBC:China Shipbuilding Corp.)で同国では初めて となる国産のドック型輸送揚陸艦(LPD)玉山Yushanが進水した。艦番号は 1401。満載排水量10,600トン,全長153メートル,幅23メートル,吃水6メート ル。兵員673名の乗艦が可能。2022年4月の引渡しを予定している。
ナバンティアのカルタヘナ造船所で4月22日,スペイン海軍向けS-80型潜水 艦の1番艦イサーク・ペラルIsaac Peralの進水式が行なわれた。進水後に港内 試験と試験航海を行ない,初めて航海に出るのは2022年,引渡しは2023年の予 定。
昨年6月12日に火災事故に見舞われたフランス海軍のリュビRubis級攻撃原潜 ペルルPerleは,火災の被害がなかった後部セクションを,すでに退役してい る同型艦サフィールSaphirの前部セクションと接合する方法で修理を実施す る。その作業が,4月13日にシェルブールで始まった。
フランス国防省が4月8日に,海軍の次世代空母PANG(Porte-Avions de Nouvelle Generation)に関する追加情報を明らかにした。 搭載機はラファルMに加えて,ヘリコプターを5~6機と,E-2Dアドバンスト ・ホークアイ早期警戒機を2機。将来的には,次世代戦闘機NGF(Next Generation Fighter)と,それに組み合わせる無人戦闘用機も搭載する。固定 翼機の射出装置は米海軍のジェラルドR.フォードGerald R. Ford級と同様に EMALS(Electromagnetic Aircraft Launch System)を使用する構想で,その 数は2~3基。戦闘機は1日あたり60ソーティの出撃を可能とする考え。ラファ ルMとNGFはEMALSによる射出試験を実施していないため,これは陸上設置の EMALSがある,アメリカのレイクハーストで確認のための試験を実施する必要 がある。
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