6月2日に,オマーン湾を航行していたイラン海軍の補給艦カーグKhargで火 災が発生,後にイラン南部の街,ジャースクの沖合で沈没する事故が発生し た。死者はなかったが,33名が負傷した。同艦には通常の乗組員に加えて400 名あまりの候補生も乗艦しており,ロシア海軍との合同訓練を実施する予定だ ったとの報道がある。
欧州防衛庁(EDA:European Defence Agency)は,2019年に,実施を決めて いた電磁レールガンの研究計画・PILUM(Projectiles for Increased Long-range effects Using electroMagnetic railgun)について,4月23日に オンラインでキックオフ・イベントを開催した。予算は105万ユーロ。
イスラエル造船所(Israel Shipyards)が5月12日に,東アジアの某国から シャルダグMk V(Shaldag Mk V)高速戦闘艇を受注したことを明らかにした。 その後,フィリピン海軍司令官が「シャルダグMk V8隻を発注しており,その うち最初の3隻を2022年の第1四半期に受領する。最初の配備先はミンダナオ 方面」と発言したと報じられた。このことから,これはフィリピン向けの案件 とみられる。
マレーシア海軍は,SGPV-LCS(Second Generation Patrol Vessel Littoral Combat Ship)という計画名称の下で,ネーバル・グループが提案したゴウィ ンドGowind 2500型の建造を進めていた。ところが,BNS(Boustead Naval Shipyard)で建造している1番艦マハラジャ・レラMaharaja Lela(2501)は, 2017年8月に進水したものの,まだ工程進捗率は60パーセントにとどまってい る。この工程遅延とコスト超過の問題から計画打切りを検討していたが,5月5 日に継続を決定した。
ネーバル・グループがアルゼンチン海軍から受注しているOPV87型外洋警備 艦(OPV:Offshore Patrol Vessel)の3番艦,ストーニStorniが,5月10日に 進水した。実際の建造はPiriou Groupが担当している。
ニュージーランド国防省が,同国海軍向けの新型哨戒艦,SOPV(Southern Ocean Patrol Vessel)調達に関する情報照会(RfI)を5月11日に発出した。 救難や警備など,主として戦闘以外の任務を担当させる考えで,商船構造で建 造する方針。予算は3~6億NZドル(2億1,500万~4億3,000万ドル)を見込んで いる。名称のとおり,南氷洋方面での運用を想定しており,耐氷構造を取り入 れるよう求める。
オーストラリア海軍向けサプライSupply級補給艦の2番艦ストールワート Stalwartが5月20日に,建造所であるナバンティアのフェロル造船所を出航, 母港となる西オーストラリアのスターリング基地に向かった。
フランス海軍は,大西洋上で実施した演習「フォーミダブル・シールド 2021」において,ホライゾンHorizon型防空フリゲイトのフォルバンForbinが 超音速標的機の撃墜に成功したと発表した。
英海軍は5月19日に,計画中の31型フリゲイト5隻の艦名を明らかにした。ク ラス全体はインスピレーションInspiration級と称するが,これは個々の艦名 が過去に戦功をたてた艦を襲名しており,そこから,英海軍に課せられた将来 の任務を想起させる意図があるため。
カナダ海軍の新型警備艦(AOPS:Arctic and Offshore Patrol Ship)の1番 艦,ハリー・デウォルフHarry DeWolfの艦上で5月下旬に,ヘリコプターの発 着に関わる運用限界(SHOL:Shipboard Helicopter Operating Limits)を確 認するための発着艦試験が行なわれた。
5月8日にカリフォルニア州サンディエゴのノース・アイランド基地で,米海 軍向け遠征洋上基地(ESB:Expeditionary Sea Base)の5番艦ミゲル・キース Miguel Keith ESB-5の就役式典が行なわれた。続いて5月22日にアラバマ州モ ービルで,インディペンデンスIndependence級沿海域戦闘艦の13番艦,モービ ルMobile LCS-26の就役式典が行なわれた。
米海軍がまとめた艦艇退役スケジュールによると,沿海域戦闘艦(LCS: Littoral Combat Ship)のうち最初の2隻が今年度中に退役する。まず,イン ディペンデンスIndependence LCS-2は7月31日付けで,続いてフリーダム Freedom LCS-1が年度末の9月30日付けで退役する予定。いずれも,退役後は予 備艦とする方針。本誌先月号でも報じたように,フリーダムはすでに最後の航 海とみられる任務航海を終えて,母港に帰港している。
Showing 12 of 4187 total posts