サーブはスウェーデン海軍向けの新型潜水艦,A26型ことブレーキング Blekinge級の開発・建造契約を受注しているが,スケジュールの遅延とコスト の上昇が発生している。そのため,軍国防資材局(FMV:Forsvarets Materielverk)との間で,契約内容の見直しに関する折衝を進めていた。この 折衝がまとまり,52億クローネの追加契約を受注する運びとなった。今回の追 加契約により,総額128億クローネとなる。
ポーランドは“Miecznik”という計画名で,フリゲイト3隻の調達を計画し ている。これに対してナバンティアが,スペイン海軍のF-100型をベースとす る提案を実施することを明らかにした。また,ドイツのティッセンクルップ・ マリン・システムズ(TKMS),イギリスのバブコックも候補になっている。こ れら候補の中から検討を行ない,2022年に設計案を選定する予定。
ヘンゾルトはドイツ連邦軍の調達部門BAAINBw(Bundesamt fur Ausrustung,Informationstechnik und Nutzung der Bundeswehr)から,ドイ ツ海軍のザクセンSachsen級フリゲイト3隻が装備する対空捜索レーダーの換装 契約を受注した。現在はタレス・ネーデルランド製のSMART-Lを搭載している が,これをヘンゾルト製のTRS-4D/LR ROTに換装する。
ロシア統一造船会社傘下のアドミラルティ造船所で建造している,太平洋艦 隊向けキロKilo型(636.3型)の3番艦マガダンMagadaの工程が進み,公試を開 始した。同艦は11月の引渡しの予定。636.3型は全部で6隻の建造を予定してい る。
プーチン露大統領がリモート参加するかたちで,8月23日に3カ所の造船所 で水上戦闘艦2隻と潜水艦4隻の起工式がまとめて挙行された。それぞれの造船 所と起工された艦は以下のとおり。 ○セブマシュ造船所(セヴェロドヴィンスク):ボレイBorey A型(955A型) 戦略原潜のクニャーズ・ポチョムキンKnyaz Potemkinとドミトリー・ドンスコ イDmitry Donskoy。 ○アムール造船所(コムソモルスク):改キロKilo型(636.3型)のモジャイ スクMozhaiskとヤクーツクYakutsk。 ○アドミラルティ造船所(サンクト・ペテルブルク):ステレグシュチイ Steregushchiy級フリゲイト(20380型)のグロズヌイGroznyと,グレミャーシ チイGremyashchiy級フリゲイト(20385型)のブイニイBuyny。
米海軍は,演習LSE21(Large Scale Exercise 21)の一環として,8月15日 に実艦標的を対象とするSINKEXを実施した。このSINKEXでは,ロサンゼルス Los Angeles級攻撃原潜のシカゴChicago SSN-721がMk48魚雷だけでなく, UGM-84ハープーンを発射したのにも着目したい。
8月8日にフィンカンティエーリ・マリネット・マリーン造船所で,フリーダ ムFreedom級沿海域戦闘艦(LCS:Littoral Combat Ship)ナンタケット Nantucket LCS-27の命名式が挙行された。この艦名はマサチューセッツ州ケー プ・コッドの南30マイルにある島の名前にちなんだもの。
先月号でも報じたように,米新型原子力空母ジェラルドR.フォードGeraldR. Ford CVN-78にする耐衝撃試験(FSST:Full Ship Shock Trial)は,8月8日にフロリダ州ジャクソンヴィル沖の大西洋上で実施した3回目をもって終了した。その後,同艦は8月20日にノーフォーク基地を出航して,対岸にあるハンチントン・インガルス社のニューポート・ニューズ造船所に向かった。,ここでPIA(Planned Incremental Availability)と呼ばれる整備作業を実施する。そのニューポート・ニューズ造船所では8月25日に,フォード級空母の4番艦ドリス・ミラーDoris Miller CVN-81で使用する鋼材の切出しが始まった。
「産経新聞」によると、今年2月に高知県足摺岬沖で発生した貨物船「オーシャン・アルテミス」と海上自衛隊の潜水艦「そうりゅう」の衝突事故について、第五管区海上保安本部は、過失傷害の疑いで潜水艦の元艦長を書類送検するという。 本件について海上保安庁からはまだ広報はないが、近く公表されるようだ。
8月11日朝、青森県八戸港の防波堤外側で座礁した木材チップ船クリムゾン・ポラリスCrimson Polaris(39,910総トン)は、その後船体が断裂し、燃料油などが流出していることを伝えたが、幸いな事に油の流出は後部船体からの数百トンのみに留まっている。 後部船体からは現在もわずかな油の漏洩が認められるが、前部船体は8月27日、曳船によって八戸港内に戻され、着岸した前部船体の周囲にはオイルフェンスが二重に張られ、残った燃料油などの回収が進められている。 またほぼ水没した後部船体には標識灯が設置され、巡視船艇や航空機、民間オーシャンタグによる監視が続けられているほか、流出油および漂着油の監視および除去作業も続けられている。
海上保安庁が製作する海図には、和文と英文が並記されたものと、英文のみで色調の異なるものがあるが、両者を統合させた新しいシリーズの海図第1号が、8月27日、リリースされた。なお現行の海図は、来年度以降、順次新しい海図に置き換えられる。
インドネシアの財務当局が,中古潜水艦を調達するIRSC(Interim Readiness Submarine Class)計画について,海外の金融機関から6億ドルの融 資を受ける件を承認した。潜水艦戦力の穴を埋めるギャップフィラーという位 置付けで,排水量1,800~2,800トン級を想定しているという。ただし,具体的 なクラス名には言及していない。
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