商船三井客船は9月8日,“にっぽん丸”の2021年10月~2022年1月のクルーズを発表した。横浜,神戸のほか東京,名古屋,広島発着の16コースを実施する(一部中止となったものがある)。紅葉の名所を訪れるもの,大塚国際美術館での貸切コンサートを楽しむクリスマス・クルーズ,花火と冬の味覚を堪能するものなど,季節感溢れる多彩なコースが組まれている。オリジナルブランドの「Oasisにっぽん丸」や年末年始の定番「迎春クルーズ」も行なう。また30周年記念クルーズとして,10月22~24日に横浜発伊豆諸島周遊3日間クルーズを実施した。昨年,1990年の就航以来30周年の節目を迎えたものの,コロナ禍により企画が延期されていたもので,秋のベストシーズンの実施になった。 (商船三井客船)
米クリスタル・クルーズは9月7日,小型客船クリスタル・エスプリCrystal Espritを売却したことを明らかにした。その後,探検クルーズで有名な米リンドブラッド・エクスペディションズが購入したと報じられた。クリスタルでは,売却は今後の事業戦略に沿わないためとしている。同船は3,341総トン,船客62人の小型船で,1991年にオーロラⅠAuroraⅠとして就航後,スター・クルーズのメガスター・トーラスMegastar Taurusとなり,2015年にクリスタル・クルーズへ移籍した。 (CRYSTAL CRUISES)
トルコを拠点とするアネックス・ツアーのクルーズ・ブランド,セレクタム・ブルー・クルーズが運航を開始した。ブルー・サファイアBlue Sapphire(37,301総トン,船客定員815人,1981年竣工)が8月28日にトルコのアンタルヤを出港してデビューした。独ハパク・ロイド・クルーズのオイローパEuropaとして竣工した同船は,英サガ・クルーズのサガ・サファイアSaga Sapphireとして稼働中の2019年に移籍が決まった。2020年半ばの運航開始がコロナ禍で延期されていた。 (SELECTUM BLU CRUISES)
キプロスのルイス・グループ傘下のセレスティアル・クルーズが,昨年購入したセレスティアル・エクスペリエンスCelestyal Experience(56,769総トン,船客定員1,356名,1993年竣工)を売船したと9月3日に報じられた。現在のマーケット状況などを勘案し,将来見通しの要件を検討し直した結果で,同社は従来の2隻運航を継続する。本船はわが国で日本海周遊クルーズなどを実施して馴染みだったコスタ・ネオロマンチカCosta neoRomanticaの後身。コロナ禍による休航中の昨年7月,セレスティアル・クルーズに売船され改名したが,長引くコロナ禍で結局乗客を乗せて運航しなかった。売却先は明らかにされていない。発表によると約360万ドルの会計利益を生み出したという。 (CELESTYAL CRUISES)
米プリンセス・クルーズの「スフィア・クラス」1番船の建造が始まった。建造所となる伊フィンカンティエーリ造船所モンファルコーネ工場にほど近い鋼材工場チェントロ・セルヴィジ・ナヴァリ社で,最初の鋼板カット作業が9月3日に実施された。「スフィア・クラス」は175,000総トン,船客約4,300人。LNGを主燃料とするプリンセス・クルーズ最初の客船で,2隻建造される。引渡しは2023年,2番船は2025年の予定。完成すればイタリアで建造された最大の船となる。 (FINCANTIERI)
豪インキャットは9月1日,韓国向けのウェーブピアサー1隻の建造を間もなく開始すると発表した。全長76メートルの高速双胴カーフェリーで,引渡しは2023年初頭を予定する。テソン・マリーン・トランスポートが浦項~鬱陵島航路に投入する。船の詳細な仕様やレイアウトは今後発表するという。 (INCAT)
クロアチアのアドリアティック・ファスト・フェリーと米リージェント(REGENT:Regional Electric Ground Effect Nautical Transport)が,シーグライダーの建造で覚書を交わしたと8月に報じられた。リージェントによればシーグライダーと呼ぶ電動WIG(Wing in Ground Effect Vehicle)を複数隻建造する。竣工は2025年の予定。乗客十数人規模の旅客専用で,1回の充電で航続距離300キロ,最高速力は時速300キロに達するとされる。クロアチアのスプリトとフヴァル間などに投入し,小型カタマランで約2時間余かかる航路を約20分に短縮するという。リージェントは6月に仏ブリタニー・フェリーと50~150人乗り電動WIG建造の覚書を交わしており,こちらは2028年の竣工を目指している。 (REGENT)
豪オースタルは仏領ポリネシアのデガジェ・グループから66メートル級カタマラン旅客フェリー1隻を受注した。2023年前半に竣工の予定で,ベトナム工場で建造する。建造費は2,050万ユーロとされる。全長66.4メートル,幅15.2メートル,船客574人,最高速力35.8ノット,クレーン2基を装備して最大16トンの貨物を積載できる。アペタヒ・エクスプレスがタヒチ島パペーテとボラボラ島バイタぺを結ぶ航路で運航する。 (AUSTAL)
10月7日午後10時41分頃,千葉県北西部を震源とする最大震度5強(マグニチュード5.9,深さ約75キロ)の地震が発生した。これに対し自衛隊は,7日に人員19名,車両13両,航空機7機による被害情報の収集を実施,8日には人員18名,車両10両,航空機4機による被害情報の収集を行なったほか,東京都庁,千葉県庁,埼玉県庁に連絡員を派遣した。
海上自衛隊は呉地方総監部から2月4日付けで,令和3〜5年度における“いずも”型護衛艦(かが)の艦首構造物の製造について,契約希望者の募集要項を公表した。 参加者の資格としては,①護衛艦“かが”の艦首構造物に関する資料を有すること。②“いずも”型護衛艦を建造した造船所との技術提携等を契約履行時に有すること。③“いずも”型護衛艦を建造した造船所から技術支援(整備マニュアル,詳細図面,取扱説明書等)の関連図書を必要の都度提供が受けられることなどが挙げられている。
9月 14日,第39次派遣海賊対処行動水上部隊の護衛艦 “ゆうぎり”とEU海上部隊所属の伊フリゲイト,フェデリコ・マルティネンゴFederico Martinengoが,アデン湾で共同訓練を実施した。主要訓練項目はクロスデッキ,戦術訓練。
10月10日,第40次派遣海賊対処行動水上部隊の護衛艦“ゆうだち”が,大湊を出港した。同艦は新型コロナウイルス感染症対策として,日本近海で14日間の訓練などを行なった後,ソマリア沖のアデン湾に進出する。
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