11月17日午後8時40分頃, P-1哨戒機(鹿屋)が,鹿児島県屋久島南方のわが国接続水域から領海に向けて西進する中国海軍の636A/B(シュパンShupang)型測量艦1隻を確認した。その後,同艦は同18日午前1時20分頃にも鹿児島県口永良部島西のわが国接続水域を西方に向かって航行していることが確認されており,防衛省は同艦がわが国の領海を航行したものと判断している。
12月19日,派遣海賊対処行動水上部隊(39次隊)の護衛艦“ゆうぎり”が定係港の横須賀に帰投した。
各種報道によると,政府は12月下旬で期限切れとなる中東への護衛艦の情報収集のための派遣を延長せず,ソマリア沖で海賊対処を行なっている別の護衛艦と1隻に集約する方向で調整を進めている。
11月26日,防衛研究所は「中国安全保障レポート2022」を公表した。今年版では,近代化を推進する中国陸海空軍と宇宙・サイバーなどの新領域を連動させた「統合作戦能力」について言及し,その統合作戦能力を多角的に見積もることが重要と結論付けている。
11月27日,東シナ海で,護衛艦“あぶくま”が,ペルー海軍のコルベット1隻と親善訓練を行なった。訓練項目は戦術運動,通信訓練。
11月10〜12日,四国南方の海空域で,護衛艦“いなづま”が,オーストラリア海軍のフリゲイト1隻と日豪共同訓練を行なった。訓練項目は各種戦術訓練。なおこの訓練で,平和安全法制に基づく米軍艦以外への「武器等防護」を初めて実施した。
11月9日,東シナ海で,護衛艦“じんつう”が,カナダ海軍のフリゲイト1隻と日加共同訓練を行なった。訓練項目は各種戦術訓練。
11月11日,アデン湾で,第39次派遣海賊対処水上部隊の護衛艦“ゆうぎり”が,英空母クイーン・エリザベスQueen Elizabeth以下5隻と共同訓練を実施した。主要訓練項目は戦術運動など。
11月18〜28日,日向灘で令和3年度機雷戦訓練(日向灘)および掃海特別訓練(日米共同訓練)が実施された。参加部隊は海自が艦艇18隻(掃海母艦1隻,掃海艦2隻,掃海艇15隻),航空機(MCH-101掃海・輸送ヘリコプター)2機,米海軍が掃海艦2隻,航空機(MH-53E掃海ヘリコプター)2機。主要訓練項目は訓練機雷を使用しての機雷敷設戦および対機雷戦。
11月中,護衛艦“かが”を中核とする令和3年度インド太平洋方面派遣訓練(IPD21)部隊は,以下の日程で各国と親善/共同訓練を行ないつつ帰投した。 ▷11月7日,ベトナム沖のカムラン湾で実施。参加部隊は海自が護衛艦“かが”“むらさめ”,ベトナム海軍がフリゲイト1隻。主要訓練項目は戦術運動,通信訓練。 ▷11月8〜12日,南シナ海で実施。参加部隊は海自が護衛艦“かが”“むらさめ”,米海軍が駆逐艦1隻。訓練項目は各種戦術訓練。 ▷11月14〜17日,南シナ海で実施。参加部隊は海自が護衛艦“かが”“むらさめ”,フィリピン海軍がフリゲイト1隻。主要訓練項目は戦術運動,通信訓練。 ▷11月16日,南シナ海で実施。参加部隊は海自が護衛艦“かが”“むらさめ”,“おやしお”型潜水艦,P-1哨戒機,米海軍が駆逐艦1隻,P-8A哨戒機。訓練項目は対潜戦。
11月21〜30日,日本周辺海空域で,令和3年度海上自衛隊演習(実動演習〈日米共同演習および日米豪加独共同訓練〉)が行なわれた。参加部隊は海上自衛隊が艦艇約20隻,航空機約40機,米海軍が艦艇約10隻,オーストラリア海軍が艦艇2隻,カナダ海軍が艦艇1隻,ドイツ海軍が艦艇1隻,主要演習項目は対潜戦など。
フィリピン海軍が,韓国海軍で退役したポーハンPohang級コルベット,アン ドンAndong(PCC-771)を取得することになった。2021年の末ないしは2022年 の初頭に引渡しが実現する模様。フィリピンは2019年に,同型艦のチュンジュ Chungju(PCC-762)改めコンラド・ヤプConrado Yap(PS-39)を取得してお り,それに続くものとなる。同級ではこのほか,スンチョンSuncheon (PCC-767)がペルー海軍に譲渡された。新艦名はギーセGuise(CM-28)で, 韓国からペルーに回航する途上,11月29~30日にかけて海上自衛隊横須賀基地 に寄港した。ペルーではすでに,同型艦のキョンジュGyeongju(PCC-758)が フェレFerre(CM-27)と艦名を改めて,2015年から就役している。
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