日本財団が推進している無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」の最後の実証実験として,去る3月14日,群馬県八ッ場あがつま湖で水陸両用船「八ッ場にゃがてん号」(11総トン,全長11.83メートル)の無人運航実験が行なわれ,航行に成功した。ITbookホールディングスや埼玉工業大学など5団体が参加する「八ッ場スマートモビリティ」コンソーシアムが実施したもので,同湖を約2キロ,約30分無人運航した。画像はその模様と運転席のアップ。搭載した光ファイバージャイロ(航路追従),可視光カメラ,LiDAR(Laser Imaging Detection and Ranging。レーザー画像検出と測距),ソナー(障害物自動検知と回避)の複数センサー情報を,船用に改良した車載用自動運転OS「Autoware」に集約し無人運航技術を実現,船舶と車両の自動切替えシステムも開発した。水陸両用船による無人運航の実証は世界初である。「MEGURI2040」プロジェクトは今年1~3月に5つのコンソーシアムで6隻が実証実験を行ない,成功裏に終了。日本財団では実験結果を分析し,各コンソーシアムの強みを生かして技術
米プリンセス・クルーズは3月14日,ダイヤモンド・プリンセスDiamond Princessの2022年日本発着クルーズの中止を発表した。6月14日発から11月21日発まで21本が組まれていた。なお,2月3日付けで4月28日発から6月9日発までの8本の中止を発表しており,2022年は全コースがキャンセルされた。同社では港へのアクセスや海外渡航制限解除の見通しが不透明である点などを挙げ,中止に至ったとしている。2023年の日本発着については,3月15日発から実施できるように調整を進めているという。 (PRINCESS CRUISES)
米カーニバル・クルーズ・ライン(CCL)が創業50周年を迎え,各地で記念行事が行なわれた。3月11日の営業運航開始日には,最初の出港地となったマイアミに停泊中のカーニバル・コンクェストCarnival Conquestで記念パーティーを開催した。前日には創業時の最初の寄港地となったバハマのナッソーで式典を開いている。特別クルーズも行なわれ,第1弾として2月20日にカーニバル・ミラクルCarnival Miracleがロング・ビーチを出港,3月発までの各船で記念イベントなどを行なった。また特別クルーズ実施中の配下船がメキシコのコスメル近海やバハマ沖などに集結し,50周年を祝った。同社は1972年に創業,3月11日に旧カナディアン・パシフィックの北大西洋横断客船エンプレス・オブ・カナダEmpress of Canadaを改造したマルディグラMardi Grasでクルーズを開始した。 写真は記念セレモニーで,ケーキにナイフを入れるクリスティーン・ダフィCCL社長(中央)と,親会社カーニバル・コーポレーションのミッキー・アリソン会長(左)。下はコスメル近海に集結した7隻。 (CCL)
米ヴァイキング・クルーズのミシシッピ川クルーズ用新船ヴァイキング・ミシシッピViking Mississippiが,去る3月7日,ルイジアナ州ホーマのラシップ造船所で進水した。来たる6月からニュー・オーリンズ(ルイジアナ州)~セント・ポール(ミネソタ州)間のクルーズに就航する予定。長さ137.2メートル,幅22.8メートル,主機ディーゼル・エレクトリックで,船客定員は386名,乗員148名。5層のデッキに広さ25~95平方メートルの客室193室のほか,レストランやラウンジなどの公室を備え,インフィニティ・プールも設ける。外洋クルーズ船で馴染みの北欧デザインを採用するという。客室は全室専用ベランダまたはフレンチバルコニー付きである。 (VIKING RIVER CRUISES)
JR九州高速船は3月3日,博多~門司航路を開設してクイーンビートルによる国内間輸送を始めると発表した。日韓航路の旅客輸送の全面休止が続く中,パナマ船籍から日本船籍への変更が3月中に完了するのに伴い,国内2港間のみの営業運航が可能となった。その第1段として博多~門司を開始する。3月に発表された運航日は4月10日,24日,30日,5月8日,15日,29日,6月5日,12日,25日で,博多港発9:00,門司港着11:45,門司港発16:00,博多港着18:45の1日1往復。博多は国際ターミナル(中央埠頭),門司は門司港レトロ観光物産館(門司11号岸壁)に発着する。料金はスタンダードクラス6,600円,ビジネスクラス9,100円である。 (JR九州高速船)
3月22日,平成30年度(2018年度)計画による“もがみ”型護衛艦の2番艦“くまの”が,三菱重工マリタイムシステムズ(旧三井E&S造船玉野艦船工場)で就役した。 配属先は掃海隊群で,定係港は横須賀。“もがみ”型は対潜戦,対機雷戦,島嶼防衛など各種戦に従事する画期的な多機能護衛艦(FFM)で,三菱重工長崎造船所で公試中のネームシップも令和4年度(2022年度)初頭に就役の予定。基準排水量3,900トン。
3月9日,三菱重工神戸造船所で,平成29年度計画による新型潜水艦“たいげい”の自衛艦旗授与式が行なわれ,海上自衛隊に引き渡された。 配属先は第2潜水隊群第4潜水隊で,定係港は横須賀。本型は潜水艦22隻体制に対応した新設計艦で,低雑音化と耐衝撃性に配慮した船体を採用し,“そうりゅう”型の11,12番艦と同じく主蓄電池にリチウム・イオン電池を採用した。基準排水量3,000トン。
2月14日,第22航空群第22航空隊(大村)隷下の第224飛行隊が解隊された。 同飛行隊はUH-60J救難ヘリコプターを運用する救難飛行隊として活動してきたが,大村地区におけるUH-60Jの運用が終了したことを受けて今回の措置となった。なお22空隷下の鹿屋航空分遣隊では引き続きUH-60Jの運用が行なわれる。
3月5日,トンガ王国国際緊急援助活動統合部隊の輸送艦“おおすみ”が,任務を終えて定係港の呉に帰投した。同艦は1月15日のトンガにおける火山噴火を受けて,同24日に呉を出港,2月17日まで現地で救援物資輸送などの援助活動を行なっていたもの。
2月16日〜3月8日,海上自衛隊(一部陸上自衛隊を含む)は以下の日程で,米海軍(一部米海兵隊を含む)と日米共同訓練を実施した。 ▷2月16〜17日,沖縄東方の海空域で実施。参加部隊は海自が護衛艦“いなづま”,練習艦“はたかぜ”,米海軍が空母エイブラハム・リンカーンAbraham Lincoln CVN-72,巡洋艦1隻,駆逐艦1隻。訓練項目は各種戦術訓練。 ▷2月19〜22日,沖縄周辺の海空域で実施。参加部隊は海自が護衛艦“みょうこう”,米海軍が空母エイブラハム・リンカーン,巡洋艦1隻,駆逐艦1隻。訓練項目は各種戦術訓練。 ▷2月28日〜3月4日,関東南方からグアム北方の海空域で実施。参加部隊は海自が護衛艦“しらぬい”“ひゅうが”,陸自が水陸機動団,米海軍が駆逐艦4隻,貨物弾薬補給艦1隻。訓練項目は対地射撃,
2月21〜25日,令和3年度日米共同統合防空・ミサイル防衛訓練が,陸自松戸駐屯地,下志津駐屯地,青野原駐屯地,飯塚駐屯地,宮古島駐屯地および八重瀬分屯地,海自横須賀地区ならびに空自横田基地,入間基地,春日基地,築城基地,新田原基地および那覇基地で実施された。 参加部隊は自衛隊が統幕,陸上総隊,東部方面隊,中部方面隊,西部方面隊,陸自高射学校,自衛艦隊および航空総隊,米軍が第7艦隊司令部,艦艇数隻ほか。 主要訓練項目はシミュレーションによる弾道ミサイル対処および防空戦闘に係る日米共同対処訓練,シミュレーションによる弾道ミサイル対処および防空戦闘に係る日米共同での不測事態対処訓練。
3月8日,政府はロシアによる国際法違反の侵略を受けているウクライナに対し,防弾チョッキ,鉄帽(ヘルメット),防寒服,天幕,カメラ,衛生資材,非常用糧食および発電機などを移転することを決定した。これらの輸送は3月8日,小牧基地を出発したKC-767空中給油・輸送機などによって順次行なわれた。
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