タイ海軍は,中国船舶重工集団傘下のCSOC(China Shipbuilding & Offshore International Co.)にS26T型潜水艦を発注しているが,同型で使用 するMTU396ディーゼル機関の売却をドイツが拒否している。そのため,S26Tの 建造工程は中断を余儀なくされた。
3月22日に現代重工(HHI:Hyundai Heavy Industries)の蔚山造船所で,韓 国海軍向けFFXバッチII(テグDaegu級)フリゲイトの8番艦チュンチョン Chuncheonが進水した。同級は8隻のうち4隻を現代重工,残り4隻を大宇造船海 洋(DSME:Daewoo Shipbuilding & Marine Engineering)が建造している。
ポーランドが計画しているフリゲイトの新造計画メチニク(Miecznik:メカ ジキの意)で,最終的な勝者が英バブコックのアローヘッド140 (Arrowhead140)案に決定した。選に漏れたのは,独ティッセンクルップ・マ リン・システムズ(TKMS)が提案していたMEKO-A300案。
ノルウェー海軍のフリチョフ・ナンセンFridtjof Nansen級フリゲイト4隻を 対象とする近代化改修を実施するため,コングスベルク社傘下のコングスベル ク・ディフェンス&エアロスペースが,建造元のナベンティアと協力すること になり,両社で了解覚書に調印した。
サーブはスウェーデン軍国防資材局(FMV:F?rsvarets Materielverk)か ら,スウェーデン海軍が運用するゴトランドGotland級(A19型)潜水艦の寿命 中途近代化改修(MLU:Mid-Life Upgrade)を,11億クローネ(1億1,600万ド ル)で受注した。対象となる艦はハランドHalland。すでに,ネームシップの ゴトランドGotlandは2018年,ウップランドUpplandは2019年に改修を終えてお り,ハランドが殿となる。
サンクト・ペテルブルグのヤンター造船所で建造した海洋観測艦エフゲニイ ・ゴリグレザンEvgeny Gorigledzhanが,バルト海で試験航海を開始した。計 画名称は02670型といい,露国防省の深海調査部門向け。 同じサンクト・ペテルブルグのアドミラルティ造船所では3月末に,キロ Kilo型(636.3型)潜水艦ウファUfa(B-588)が進水した。636.3型の9隻目 で,太平洋艦隊への配備を予定している。
中国海軍の052D型駆逐艦,湛江Zhanjiangと焦作Jiaozuoが就役した。前者は 2020年8月に退役した051G型(旅大Luda型)の襲名で,艦番号も同じ「165」を 割り当てられたとの情報がある。建造所は湛江が大連船舶重工集団,焦作が江 南造船で,配備先はいずれも南海艦隊。
RGM/UGM-109トマホークのうち,E型(ブロックⅣ)の製造は,2018会計年度 発注のロット15分100発で完了した。一方,既存のブロックⅣについては,想 定寿命30年の中途にさしかかっている初期調達分から順次,ブロックⅤに改修 する作業が進んでいる。 主体となるのは,NAV/COMM(航法/通信)関連機器の更新。まず,SDLT (Satellite Data Link Terminal)衛星通信端末機を,L3ハリス・テクノロジ ーズ製のISBS(Integrated Single Box Solution)に更新するとともに,UHF 通信アンテナも更新,さらに1個を追加する。GPS(Global Positioning System)受信機も,耐妨害機能を強化したAGR5(A Military-code anti-jam GPS Receiver)
3月25日にハンチントン・インガルス社のインガルス造船所で,アーレイ・ バークArleigh Burke級フライトⅢの一番手,ジャックH.ルーカスJack H. Lucas DDG-125の命名式が行なわれた。スピーチは海軍作戦部長のマイケル・ グリッドレイ大将らが行ない,スポンサーはルビー・ルーカス氏とキャサリー ンB.レイノルズ氏が連名で務めている。
米海軍作戦部長のマイク・ギルディ大将がUSNIニュースの取材に対して,ズ ムウォルトZumwalt級駆逐艦を対象とする極超音速ミサイルCPS(Conventional Prompt Strike)の搭載について発言した。同艦には十分なスペースがあると の理由で,155ミリ艦載砲AGS(Advanced Gun System)は撤去せず,両舷に1セ ットずつ,CPS発射筒MAC(Multiple All-up-round Canister)を追加搭載する との内容。
米ザ・リッツカールトン・ヨット・コレクションは3月17日,仏アトランティーク造船所にクルーズ客船2隻を発注し,追加オプション契約も結んだと発表した。1番船イルマIlmaが2024年春引渡し,2番船ルミナーラLuminaraが2025年春の引渡し予定。46,750総トン,船客456人規模,100平方メートルを超えるスイートルームを備え,二元燃料機関とポッド推進システムを採用し,LNGを主燃料とする。同社はクルーズ事業参入にあたり24,000総トン級をスペインに発注し,今夏に就航の見込みだが,今回の発注分は約2倍に大型化する。 (THE RITZ-CARLTON YACHT COLLECTION)
オーストラリア政府は3月15日,新型コロナウイルス対策として2020年3月から実施してきた国際クルーズ客船のオーストラリア入出港禁止措置を,4月17日以降は再延長しないと発表した。乗客のワクチン接種や入港前の健康チェックなどを運航船社に求めた上で,18日からの入出港を認める。これを受けてP&Oクルーズ・オーストラリアはパシフィック・エクスプローラーPacific Explorerの運航を5月31日シドニー発から,米プリンセス・クルーズはコーラル・プリンセスCoral Princessを6月16日ブリスベーン発から再開すると発表した。また,米疾病対策センター(CDC)は3月30日,発出している旅行危険度に関してクルーズ旅行の危険度表示を取り止め,乗船前のワクチン接種などの推奨事項の提示のみとした。2月に危険度レベルを最高位の4から3に,3月に入って3から2に引き下げていた。
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