1月2日,午後6時頃,羽田空港C滑走路上で,着陸直後の日本航空JL516便(エアバスA350型)と離陸待ちの海上保安庁の中型固定翼機MA-722みずなぎ1号(ボンバルディア式DHC-8+315型。羽田航空基地所属)が衝突し,いずれも炎上した。日航機は乗員乗客367名全員が脱出に成功したが,海保機の乗員6名のうち,機長を除く5名が死亡した。 海保機は能登半島地震の被災地への救援物資を搭載し,被災地方面へ向かう直前であった。この事故に関し,現在事故の原因調査などが進められている。 また,同4日午後6時頃,同空港の駐機スポットで海保の大型ジェット飛行機LAJ-501うみわし2号(ガルフV型,同基地所属)が日航子会社の委託先企業が運行するハイリフト・トラックに接触され,翼端を損傷した。同機の復帰時期は未定。これらの事故を受け,海保は11日,羽田航空基地の運用を停止した。
海上保安庁は1月1日に発災した令和6年能登半島地震への対応として,同10日現在,以下のような活動を実施している。 ・巡視船“ざおう”(PLH-05),“だいせん”(PLH-10),“のと”(PL-75),“さど”(PL-76), “やひこ”(PL-04)による七尾港での自衛隊などの給水車への給水支援。 ・巡視船“やひこ”による警察・消防職員や北陸電力社員の海上輸送。 ・測量船昭洋(HL-01)の搭載艇マンボウIIによる珠洲市飯田港内での測量活動。 ・巡視船しきしま(PLH-31)搭載機のうみたか2号(MH806)による物資(食料・飲料水・毛布など)の輸送。 ・新潟航空基地所属のヘリコプターによる石川県珠洲市への簡易トイレ4,000個輸送。 ・被災自治体の県庁・市役所などへのリエゾン職員派遣。
12月中,以下のとおり中型回転翼機が就役した。 ▷スーパーピューマ225型:MH-698おおたか1号,2023.12.1,鹿児島海上保安部,巡視船あさなぎ(PLH-43)搭載 ▷スーパーピューマ225型:MH-699おおたか2号,2023.12.19,鹿児島海上保安部,巡視船あさなぎ搭載 ▷スーパーピューマ225型:MH-700ゆみわし1号,2023.12.19,鹿児島海上保安部,巡視船ゆみはり(PLH-44)搭載 ▷アグスタ139型:MH-980くまたか,2023.12.22,函館航空基地 ▷スーパーピューマ225型:MH-701ゆみわし2号,2023.12.27,鹿児島海上保安部,巡視船ゆみはり搭載
1月中,以下のとおり巡視船の異動があった。 ▷巡視船“まつうら”,PM-33,2024.1.13,唐津海上保安部→佐世保海上保安部 ▷巡視船“いらぶ”→“いまり”,PL-87,2024.1.19,石垣海上保安部→唐津海上保安部 今回の異動は,巡視船“あまみ”が解役されたことにともない,佐世保海上保安部の巡視船を補充するために実施されたものである。
12月14日,監視取締艇“ぱるさあ”(SS-45)が解役された。平成8年(1996年)3月に就役した“ぽおらすたあ”型の10番艇で,配属先は就役から解役まで古仁屋海上保安署であった。なお,古仁屋には新たに12月14日に就役した同名の監視取締艇“ぱるさあ”(SS-12)が配属された。
1月9日,巡視艇“はやなみ”(PC-11)が解役された。平成5年(1993年)3月に就役した“はやなみ”型の1番艇で,配属先は就役から解役まで門司海上保安部であった
1月9日,巡視船“あまみ”(PM-95)が解役された。平成4年(1992年)9月に就役した“あまみ”型の1番船で,配属先は就役から解役まで佐世保海上保安部であった。 本船は2001年の九州南西海域工作船事件にて北朝鮮工作船への対応を実施したことで知られ,船内各所に北朝鮮工作員が発砲した銃弾の痕が残されていた。
12月22日,政府は令和6年度(2024年度)海上保安庁関係予算案を閣議決定した。海上保安庁関係予算の総額は2,611億円で,対前年度比1.07倍である。新たな脅威に備えた高次的な尖閣領海警備能力強化に213.2 億円,新技術等を活用した隙のない広域海洋監視能力強化に146.3 億円が充てられるほか,強固な業務基盤能力強化に815.2 億円が充当されている。 巡視船や航空機などの概要は以下のとおり。 ◆新たな脅威に備えた高次的な尖閣領海警備能力 ▷新規 ・大型巡視船 4隻:116億円 (PL型で令和9年度就役予定) ・巡視船搭載ヘリコプター 2機:0億円 (令和8年度就役予定,5年度補正着手) ▷継続 ・ヘリコプター搭載型巡視船 1隻:0.04億円 ・大型巡視船 6隻:97.1億円 ・巡視船搭載ヘリコプター 2機:0億円 ◆新技術等を活用した隙のない広域海洋監視能力 ▷新規 ・無操縦者航空機 2機:0億円 (令和7
インド国防省は12月20日にマザゴン・ドック造船所(MDL:Mazagon Dockyard Shipbuilders Ltd.)に対して,コースト・ガード向けの新型巡視船 NGOPV(Next-Generation Offshore Patrol Vessel)を6隻,総額161億4,890万 ルピーで発注した。このうち4隻は既存巡視船の代替用で,2隻が純増となる。
ナバンティアがサウジアラビアのジェッダにあるキング・ファイサル海軍基 地で,サウジアラビア海軍向けアバンテ2200 Avante 2200型コルベットの4番 艦,ジーザーンJazan(549)を納入した。この艦名は,同国南西にある街の名 前にちなんでいる。同艦は2021年7月にナバンティアのサン・フェルナンド造 船所で進水した後に現地に移送,艤装を実施して納入の運びとなった。
インド海軍はコルカタKolkata級駆逐艦の6番艦インパールImphalを用いて, PJ-10ブラモス超音速ミサイルの射程延伸型であるブラモスER (Extended-Range)の試射が行なった。発表があったのは11月27日のことで, インパールが就役する前に実施した試験の一環だと説明されている。ベースに なったPJ-10ブラモスは,ロシア製P-800(3M55)オニクスの輸出型であるヤホ ント(3M55E)から派生した超音速ミサイル。
12月25日にプーチン大統領を迎えて,ロシア海軍向けアドミラル・ゴルシコ フAdmiral Gorshkov級(22350型)フリゲイトの3番艦アドミラル・ゴロフコ Admiral Golovkoの就役式典が挙行された。
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