カルロス・デル・トロ米海軍長官は,アーレイ・バークArleigh Burke級駆 逐艦の92番艦(DDG-142)について,チャールズJ.フレンチCharles J. French と命名することを明らかにした。高速輸送艦グレゴリーGregory APD-3に乗り 組んでいた海軍軍人にちなむ命名。太平洋戦争中の1942年9月4日に,同艦は ガダルカナルにおける輸送任務に従事して,ルンガ沖での交戦で沈没した。そ の際にフレンチは,負傷していた同僚15名を救命筏に引き揚げて生命を救った 功績がある。
ジェネラル・ダイナミクス傘下のエレクトリック・ボート造船所(GDEB) は,ヴァージニアVirginia級攻撃原潜のうちSSN-812とSSN-813について,先行 調達に関する修正契約を9,644万ドルで受注した。この2隻に関する先行調達 計画は昨年にも2度の発注があり,3回分の契約額累計は12億2,590万ドルに 達している。
ハンチントン・インガルス(HII)のニューポート・ニューズ造船所で製作 を進めていた,米海軍向けの新型戦略原潜ディストリクト・オブ・コロンビア District of Columbia SSBN-826を構成する後部船殼が完成して,最終組立を 担当するジェネラル・ダイナミクス傘下のエレクトリック・ボート造船所 (GDEB)に向けて送り出された。 この船殼は専用バージに載せて,ヴァージニア州のニューポート・ニューズ から,GDEBの工場があるロード・アイランド州クオンセット・ポイントまで運 ばれた。ディストリクト・オブ・コロンビア級の建造に際して,HIIは前部船 殼と後部船殼を,GDEBは中央部船殼を担当している。
12月22日,海上自衛隊の近藤奈津枝氏が,陸空自衛隊を含め,女性として初めて3つ桜星の「将」に昇任し,大湊地方総監に就任した。近藤海将は山口県出身,57歳。平成28年(2016年)に医官を除いて初めて海将補となり,大湊地方総監部幕僚長,海上自衛隊幹部候補生学校長などを歴任していた。
2月1日,第47次派遣海賊対処行動水上部隊(中東地域における情報収集活動兼務)の護衛艦“さざなみ”が定係港の呉を出港した。
2月7日,令和5年度外洋練習航海(部内)部隊の護衛艦“すずなみ”,練習艦“しまかぜ”が,第57期一般幹部候補生課程(部内課程)卒業生を乗せて江田内を出港した。期間は2月7日〜3月14日で,訪問国(寄港地)はブルネイ(ムアラ),カンボジア(シハヌークビル),ベトナム(ハイフォン)。
海上自衛隊は,2月13〜17日,東京の海上自衛隊幹部学校で,インド太平洋海軍大学セミナー(Indo-Pacific Naval College Seminar:IPNCS)を開催した。 今回のセミナーの主題は「平和で安定し,繁栄したインド太平洋に向けて」,副題は「法の支配に基づく国際秩序の維持」であった。参加者はインド太平洋諸国の海軍大学教官などで,参加国はアメリカ,イタリア,インド,インドネシア,イギリス,オーストラリア,カナダ,カンボジア,シンガポール,タイ,韓国,中国,チリ,トンガ,ニュージーランド,パプアニューギニア,フィジー,フィリピン,フランス,ブルネイ,ベトナム,ペルー,マレーシアで,このうちカンボジア,トンガ,パプアニューギニア,フィジーは初参加となった。
2月1〜10日,伊勢湾で,海上自衛隊と米海軍は,令和5年度機雷戦訓練(伊勢湾)および掃海特別訓練(日米共同訓練)を実施した。 参加部隊は海上自衛隊が艦艇13隻(護衛艦1隻,掃海母艦1隻,掃海艦3隻,掃海艇8隻),航空機1機(MCH-101掃海・輸送ヘリコプター),水中処分員(横須賀,呉,佐世保,舞鶴,大湊,沖縄水中処分隊)。米海軍が水中処分員,UUV操作員など。主要訓練項目は機雷戦(機雷敷設,機雷掃海,機雷掃討および水中処分)。
1月17日〜2月23日,海上自衛隊は各国海軍と共同訓練を実施した。 ▷日米韓共同訓練,1月14〜17日,東シナ海で実施。参加部隊は海自が護衛艦“ひゅうが”“こんごう”,米海軍が空母1隻,巡洋艦1隻,駆逐艦2隻,韓国海軍が駆逐艦2隻。訓練項目は各種戦術訓練(弾道ミサイル情報共有訓練,海上阻止訓練,対潜戦訓練,LINKEX,クロスデッキ)およびPHOTOEX。 ▷日仏共同訓練,1月17日,アデン湾東部で実施。参加部隊は海自が護衛艦“あけぼの”,フランス海軍が補給艦1隻。主要訓練項目は洋上補給,クロスデッキなど。 ▷日米共同訓練,1月17〜19日,東シナ海から沖縄南方に至る海空域で実施。参加部隊は海自が護衛艦“こんごう”“ひゅうが”,米海軍が空母1隻,巡洋艦1隻,駆逐艦2隻。訓練項目は各種戦術訓練(LINKEXなど)。 ▷日米共同訓練,
2月5日,2023年11 月6日~10 日に開催された海底地形名小委員会(SCUFN)の審議結果が公表され,日本が提案した海底地形名 11 件が承認された。今回承認された名称は,伊豆・小笠原弧中部の海底地形に付けられたもので,元号などにちなんでいる。 なお,同委員会は国際水路機関(IHO)とユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)が共同で設置するもので,新たに委員長として本庁海洋情報部技術・国際課海洋研究室の小原泰彦室長が選出された。
1月26日,本庁海洋情報部は株式会社シップデータセンターとの海洋観測データ一括提供契約締結を記念したセレモニーを開催した。 この契約では,川崎汽船,商船三井および日本郵船の3社に所属する船舶約 400 隻が観測した海流や風などの海洋観測データを同社が海上保安庁へ一括で提供することで,海難発生時の漂流物の予測や黒潮など日本周辺海域の海況把握のための基礎資料として活用する予定である。
1月25日,巡視艇“はやなみ”(PC-130)が就役した。本艇は令和3年度補正計画による“はやぐも”型の26番艇で,公称船型は30メートル型。1月9日に解役された“はやなみ”(PC-11)の代替として,門司海上保安部(第7管区)に配属となった。
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