齋藤聡海幕長は,2026年2月4~7日,インドネシア海軍からの招待を受けて,ジャカルタを公式訪問した。期間中,海幕長は同国の海軍高官らと意見交換を行なうとともに,海軍基地等を訪れた。
2026年1月28日,第53次派遣海賊対処行動水上部隊(中東地域における情報収集活動兼務)の護衛艦“ゆうだち”が,定係港の大湊を出港した。部隊指揮官は“ゆうだち”艦長堤敏雄2佐で,隊員約200名のほか,海上保安官8名が同乗している。
2026年1月20日~2月4日,わが国近海に以下の中露艦艇が出現した。 ▷2026年1月20日午前4時頃,海上自衛隊は沖縄本島の東約70キロを西進するロシア海軍のヴィシニャVishnya型情報収集艦(艦番号535)を確認した。その後,同艦は20~23日に沖縄本島の東から南東にかけての接続水域を含む海域を遊弋し,23~24日に沖縄本島の南東から久米島(沖縄県)の北西にかけての接続水域を含む海域を航行 ,25~26日に対馬海峡を北東進して日本海へ向けて航行した。これに対し,防衛省・自衛隊は,第1護衛隊所属の護衛艦“いかづち”(横須賀),第1海上補給隊所属の補給艦“ましゅう”(舞鶴),第2掃海隊所属の掃海艇“たかしま”(佐世保),第5航空群所属のP-3C哨戒機(那覇)により,警戒監視・情報収集を行なった。 ▷2026年1月24日正午頃,海上自衛隊は宮古島(沖縄県)の北東約120キロを南東進する中国海軍の東調Dongdiao型情報収集艦(艦番号791)を確認した。その後,同艦は沖縄本島と宮古島との間の海域を南東進し,太平洋に進出したことが確認されている。
米国防安全保障協力局(DSCA:Defense Security Cooperation Agency)は1月29日に,スペイン向けのFMS案件について発表した。同国海軍のF-100型ことアルバロ・デ・バサンÁlvaro de Bazán級フリゲイトを対象とする寿命中途近代化改修(MLU:Mid-Life Upgrade)用機材の輸出で,総額は17億ドル。 イージス武器システムを5セット,デジタル・シグナル・プロセッサーを6セット,Mk41ベースラインⅧ垂直発射システム(VLS)を5セット,UHF衛星通信端末機,GPS受信機MPE-M(Miniature Precision Lightweight GPS Receiver Engines with M-Code),搭載ヘリコプター用のKuバンド・データリンク端末機AN/SRQ-4,AN/SLQ-25Aニクシー対魚雷デコイのAN/SLQ-25E へのアップグレード改修,Mk32短魚雷発射管のアップグレード改修などが主な眼目。それに加えて,次世代対水上レーダーAN/
オースタルの防衛部門オースタル・ディフェンス・シップビルディング・オーストラリアがオーストラリア政府との間で,中型揚陸艇LCM(Landing Craft Medium)18隻を10億2,900万豪ドル(6億8,000万ドル)で設計・建造するとの合意をまとめた。これは,オーストラリア陸軍が使用しているLCM-8型揚陸艇の後継で,西オーストラリアのヘンダーソンにあるオースタルの事業所で2026年から建造を開始する計画。18隻の完納は2032年を予定している。計画名称プロジェクト・ランド8710フェーズ1A・LMV-M(Littoral Manoeuvre Vessel-Medium)。(Naval News 2025/12/18)
カナダ海軍の次期水上戦闘艦CSC(Canadian Surface Combatant)ことリバーRiver級フリゲイトに搭載する戦闘システムの陸上試験施設を建設する工事が,2025年11月からスタートしている。場所はノバスコシア州のイースタン・パッセージ,ハートレン・ポイントで,2028年初頭に竣工の予定。(Jane’s 2026/1/27) 同級で使用するイージス戦闘システムの陸上試験施設立上げは,ロッキード・マーチンが2023年9月に6,382万ドルで受注している。また,ミッション・ベイで使用するハンドリング機材MBHS(Mission Bay Handling System)を担当する拠点として,ロールス・ロイスがオンタリオ州ピーターバラで施設建設を進めている。(Jane’s 2026/1/27,Rolls-Royce 2020/2/14)
ポーランドのグダニスクにあるレモントヴァ造船所(Remontowa Shipbuilding S.A.)で1月14日に,ポーランド海軍向け情報収集艦の2番艦ヘンリク・ジガルスキHenryk Zygalskiが進水した。1番艦のイェジ・ルジツキJerzy Różycki は,2025年7月1日に進水済み。 これらはSIGINT(Signal Intelligence)艦で,計画名称は“DELFIN”,スウェーデン海軍のアルテミスArtemisがベースである。サーブが主契約社となり,艦の建造はポーランドで実施,さらに設計支援でポーランドのMMC社が参画している。(Saab 2026/1/14)
トルコのデアルサン造船所で11月17日に,カタール海軍向けFAC50高速戦闘艇の1番艇アル・ワクラAl Wakrah(Q51)が進水した。2023年6月に2隻を受注,翌年11月22日に起工していたもので,続く2番艇も建造中。全長50.76メートル,幅9.53メートル,吃水2.1メートル,ディーゼル3基,ウォータージェット3基で最大速力36ノット。ロケットサン製のCAKIR対艦ミサイルとスングール対空ミサイル,レオナルドの40ミリ機銃,アセルサンのSTAMP遠隔操作銃搭などを装備する。(Naval News 2025/11/19,Jane’s 2025/11/25) このほか12月21日にイスタンブール海軍工廠で,トルコ海軍向けのULAQ USVとÇ-159揚陸艇の引渡し式典が行なわれた。また同日,ヒサルHisar級OPVの2番艦コチヒサルKoçhisarの就役式典と,同級7番艦セフェリヒサルSeferihisarの鋼材切出し開始式典も行なわれた。 これに加えパキスタン海軍向けMILGEM型コルベット,バーブルBabur級の2番艦カイバルKhaibarの引渡し式典も行なわれた。同
○ノースロップ・グラマンは12月25日に,AN/AQS-24機雷探知ソナーとMCM USV(Mine Countermeasures Unmanned Surface Vehicle)のインテグレーションに関する実証試験を成功裏に実施したと発表した。これは米海軍から契約を得て進めている案件で,フロリダ州パナマ・シティで実施したもの。AN/AQS-24はヘリコプター用だが,それがUSVでも有効に機能することを確認した。(Northrop Grumman 2025/12/15) ○イギリスのポートランドで12月10日に,TKMSアトラスUKの11メートル級USVのARCIMS(Atlas Remote Capability Integration Mission Suite)に,クラケン・ロボティクスのカットフィッシュ(Katfish)合成開口ソナー(SAS:Synthetic Aperture Sonar)とLARS(Launch and Recovery System)を搭載して試験を実施した。このソナーは200メートルのレンジを持ち,深度300メートルまで対応,解像度は3メートル×
○フィンランドの国境警備隊(Rajavartiolaitos)が2025年12月に,英グリフォン・マリーンにエアクッション艇グリフォンSTD 2000TD3隻を発注した。契約額は非公開。全長12.7メートル,幅6.2メートル,ペイロード2トン。(Jane’s 2026/1/5) ○オーストラリアのオースタルが1月22日に,ガーディアンGuardian級哨戒艇の殿となる24番艇が進水したと発表した。引渡し先は不明だが,艦番号「P805」が書かれていることからツバル向けと推定されている。計画名称プロジェクト・シー3036 PPB-R(Pacific Patrol Boat Replacement)。排水量160トン,全長39.5メートル,全幅8メートル,乗組員23名,キャタピラー3516Cディーゼル2基で最大速力20ノット。30ミリ機銃と12.7ミリ機銃を備える。(Jane’s 2026/1/23) ○フィンカンティエーリは12月22日に,インドネシア海軍向けPPA(
フィンカンティエーリは2025年11月28日に,イタリア海軍に水中作業支援船(UPSDS:Unità Polivalente per la Sorveglianza della Dimensione Subacquea / Multi-purpose Underwater Surveillance Ship)を納入することを明らかにした。国防省の装備部門が7月に,メーカー向けに照会していた案件。(Jane’s 2025/12/23) また,同社のリヴァ・トリゴーゾ造船所で1月26日に,イタリア海軍の新型海洋観測艦クイリナーレQuirinale(A5305)が進水した。艦種はNIOM(Nave Idro-Oceanografica Maggiore),排水量6,000トン,全長110メートル,ディーゼル電気推進,乗組員は観測要員も含めて140名。極地での運用のため,氷点下16度までの低温環境に対応。(Fincantieri 2026/1/26)
韓国のHD現代重工はフィリピン海軍から,3,200トン級のフリゲイト2隻を追加受注したと発表した。この追加分のフリゲイトに搭載する指揮管制システムと戦術データリンク機材は,ハンファ・システムズが総額400億ウォン(2,760万ドル)で受注した。指揮管制システムはネーバル・シールド・ベースライン2.4と称するモデル。(Naval News 2025/12/29,Jane’s 2026/1/2) HD現代重工は,すでにフィルピン海軍に3,200トン級フリゲイト2隻を納入済みで,OPV6隻も受注している。そのOPVの一番手のラジャ・スレイマンRajah Sulayman(PS20)が1月20日にスービック基地に到着,当地で入港歓迎式典が行なわれた。残る5隻は2028年までに完納の予定。全長94メートル,幅14メートル,巡航速力15ノット,航続距離5,500浬。主兵装は76ミリ砲と30ミリ機銃で,デコイ発射機,捜索レーダー,電子光学センサーも装備する。(USNI News
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